非常勤歯科医師の歯内療法の成功率

受診される際の目安になるように、当歯科医院の非常勤歯科医師の歯内療法の各種成功率に関してまとめました。

このブログにある症例が日本における歯内療法でよく行われる処置、ということになります。

日本の歯内療法の現状を示していると言えます。

一般的な傾向で言えば、抜髄などのInitial RCTはほぼありません。

なぜか?

Easyであると思われているからです。

しかしこれがEasyでないことはブログを見ていただければわかるでしょう。

多い治療の代表格は、

再根管治療で根管形成がほとんどなされていないもの(成功率90%)、Apicoectomy=歯根端切除術(成功率90%)、Intentional Replantation=意図的再植(成功率90%)

です。

当歯科医院の治療の大部分がこれらの治療が占めます。

多くの患者さんが路頭に迷わないように、懸命な判断をすることを祈っています。


非外科的歯内療法


根管治療(壊死歯髄のInitial RCT)・・・成功率90%

・某病院歯科から転院の患者さんの根管治療〜#17 Re-RCT(1回法)


再根管治療(前医がほとんど治療を行っていない場合)・・・成功率90%

・外国人の患者さんの根管治療〜#30 Re-RCT(1回法)


根管治療が奏功しなければ外科的歯内療法に移行します。

外科的歯内療法

Apicoectomy・・・成功率90%

<注意事項>

  1. 外科的歯内療法が奏功しない場合は歯牙の保存はできません。

  2. 破折した歯牙の根管治療は基本的にできません。

  3. 歯周病に罹患した歯の根管治療・外科的歯内療法はできません。(エンド→ペリオ疾患にかかっている場合を除く)