昨日の治療の経過観察。

治療した部分はどうなっただろうか?

Post-op 6M recall(2025.12.18)

 

術直後と比較した。

圧痛に反応があるようなないような…なのは#8頬側の皮質骨の欠損が完治していないからだ

と推測できる。

ここからさらに時間を置き、治療から約1年が経過した。

Post-op 1yr recall(2026.5.28)

PAではもはや治癒しているのか?さえわからない。

CBCTも撮影した。

大きく問題が解決している。

臨床症状はないが、術前の骨欠損がThrough and throughであったため、来年も経過を追うことになった。

最近のIEJでこの件に関する文献が出ている。

Dhamija 2024 Two and three‐dimensional healing assessment after endodontic microsurgery in trough and through periapical lesions/ 5-year follow-up a randomized controlled trial

この論文が示唆することは、

長期に渡り経過を見ると頬側の皮質骨まで治癒していくケースは少なからずある

ということである。

が、そうしたケースにPRPを推奨していることには私は個人的に同意しかねるし、それを望む患者がどれだけいるのだろうか?

たかだか、歯である。

それがないといけないのだろうか?

またこの文献では、成功率が100%であると提示している点には驚きを禁じ得ないが、この文献では5年のリコールを推奨していた。

これが経過を続けて追っていく理由である。

また、私の本日のこのケースから学べることは、

Apicoectomyでは必ずしもApexから3mmの切断を必要としないことがある

と言うことである。

そして欠損が大きな場合は長く経過を見ていく必要性がある

ということもわかる。

今日は、少し、アドバンス的なブログの内容であったと思う。

またこの患者さんの予後はご紹介したい。