2025年にAdvanced Course 2025の受講者の先生から患者さんの治療を当歯科医院で私にSuperviseされた状態で行いたいとの申し出があったので, それを引き受けたことがあった。

今日はその時の模様とその治療の結果(1yr recall)をご報告したい。

Pre-op(2025.7.2)

同日、Apicoectomyに移行した。

が、

この受講者は、

マイクロスコープを使用してApicoectomyしたことがなく、

マイクロを使い切らないので、ルーペでApicoectomyしていいか?と申し出があったので、

私は見守りながら、都度、ステップでマイクロで私がCheckし、確認しながら行った。

以下の画像はその確認画像である。

結果が以下である。

欠損が大きく治癒には時間がかかるだろう。

ここから経過を見るが、

Advanced Course 2025の最終回でその途中経過を見せてもらっていたことはこのブログでも公開済みである。

Advanced Course 2025 第10回〜Case Presentation

その後、術後1年が経過して当歯科医院で1yr recallした。

#10 Post-op 1yr recall(2026.7.1)

術前の圧痛は消失していた。

術直後と比較した。

完治である。

私が治療していないのに、だ。

術後のSubmarginal Flapの傷跡も気にならないという。

ここから何が言えるか?

マイクロスコープがなくても前歯のApicoectomyであれば、マイクロサージェリーと同じ成功率を叩き出せるという文献上の結果が, 客観的に当歯科医院でも同じく証明できたのである。

Setzer 2011  Outcome of endodontic surgery: a meta-analysis of the literature–Part 2: Comparison of endodontic microsurgical techniques with and without the use of higher magnification

もちろん、マイクロスコープを用いるのに越したことはないが、

それが何かしらの環境・理由で無理であっても、

このように“わかる誰か”にSuperviseしてもらえば文献と同じ結果を出すことができるのである。

それを痛感した。

前歯ではルーペでも文献どおりの成績を再現し得るし、重要なのは術式と適切な指導であると言うことがわかるだろう。

この治療の際のSuperviseの模様がアメリカの歯科大学院教育だ。

日本とは全く違うのである。

ということで、経過観察も終了である。

長い間、遠方からお疲れ様でした。