紹介患者さんの治療。
主訴は、
根管治療した歯の歯茎を押さえると痛むことがある。
である。
振り返れば、この患者さんは2023.11.14に当歯科医院で再根管治療を行っていた。
そこから約3年経過し, 上述のような臨床症状が出たという。
Pre-op Endo Test(2026.8.6)
臨床検査では、圧痛がDB根の根尖部に見られた。


が、その証明はPAでは不可能である。
CBCTを撮影した。
MB


DB

P

B

DBの根尖部に圧痛を感じるのは、

石灰化して穿通できなかったDB根の口蓋側に病変があるからであろう。
ここが再根管治療で穿通できなかった以上、再々・根管治療はなく、Apicoectomyへ移行する。
その成功確率は90%と高い。

信頼たる医療行為である。
Pre-op Endo Diagnosis(2026.8.6)
Pulp Dx: Previously treated
Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis
Recommended Tx: DB Apicoectomy
ここで外科治療の際は、

クラウンのマージンよりも9.0mm根尖部にDB Apexがあり、
そこを3mm切断しようとすれば頬舌的に4mmの幅が必要であり、
Off-Axisになるような解剖学的なトラップもないことがわかる。
つまり…
非常にEasyなApicoectomyであるということが術前にわかる
のである。
この話は、Advanced Courseに参加した先生ならよく理解できるだろう。
わからないあなたには…
Advanced Course 2027
でお待ちしています。
☆この後、外科動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#3 DB Apicoectomy(2026.9.1)
DBのApexを確認したのでここから3mmを切断することになる。
切断面は直視・確認できないが、あるものとあるものを調整すると…

このように直視ができる。
逆根管形成した。
逆根管充填した。
術後にPA, CBCTを撮影した。




問題はないだろう。
ここまでかかった時間は19分だ。
縫合して終了した。
次回は半年後である。
またその経過をお伝えしたい。