紹介患者さんの治療とその1年後の経過観察。
主訴は、
右上の奥歯に違和感があり、歯茎が腫れたような感じがする…
である。
Pre-op Endo test(2024.3.14)
#2 Cold+2/4, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
#3 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(+), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
患歯は紹介された#3だろう。


MB

DB

P

B

石灰化が更新した歯牙に対する処置はApicoectomy一択だ。
その際は、

これを見て、
このApicoectomyがEasyかTuffか?あなたには見分けられるだろうか?
Advanced Courseの参加者・OBの先生方は分かりますよね?w
見分けられないあなたは、
Advanced Course 2027
でお待ちしています。
Pre-op Endo Diagnosis(2025.6.24)
Pulp Dx: Previously treated
Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis
Recommended Tx: MB+DB Apicoectomy
治療は1年後に行われた。
☆この後、外科動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#3 MB+DB Apicoectomy(2025.6.24)
口角が硬く、外科治療がしずらい。。。
歯根を切断した。
メチレンブルーで染色し、DBからApicoectomyを行う。が、形成が非常にしずらい。。。
次がMBだ。
ここも非常にやりずらい。。。
逆根充後にPA, CBCTを撮影した。


MB

DB

口角の硬さが、逆根管形成のOff-Axisisにつながっている。。。
が、修正は不可能だ。
ということで、縫合して終了した。
1週間後に抜糸であった。
#3 Suture removal(2025.7.2)
痛々しいが、結論はまだ出せない。
ペリオじゃなければ、神様が治してくれるのだから。
ここから1年が経過した。
#3 MB+DB Post-op 1yr recall(2026.7.7)


切った傷跡は患者さんは何も思わないという。
これが答えであろう。


MB

DB

P

B

術直後と比較した。

術前の圧痛、瘻孔は消失した。
Off-Axisisな逆根管形成+逆根管充填であったのに、だ。
何がこの結果をもたらしたのか?といえば、
Off-Axisisな形成・逆根充でも、メインの根管を制していたから
であろう。
本当に歯内療法は、というよりも、歯根端切除術は奥が深い。
全ての人が全く同じ形状であれば、私はもう、治療に飽きて、この業界から足を洗って、蕎麦屋にでもなってるだろうw
経過観察はもう1年、続けて見せてもらうことになった。
また1年後にその模様をお伝えしたい。