紹介患者さんの治療。
主訴は、
被せた歯が腫れた。
である。
Pre-op Endo test(2026.9.10)





#4の頬側の皮質骨に欠損がある。
これが圧痛の原因の最右翼だ。
外科は決定的だが、どう行うか?である。
#4を通法通り行えば、

であるが、
3mmで切断しようとすれば頬側の皮質骨を落とす羽目にある。
いわゆる、Apico-Marginal Deffectができて頬側の歯肉が下がる可能性が惹起される。
それを私は避けたい。
が、それ以上に私はこの絵に猛烈な違和感を感じざるを得ない。
この絵にあなたは
“違和感”
を感じるだろうか?
感じなければ、というより、感じない人に私は自分自身をApicoectomyしてもらいたいと思わないだろう。(今のところ、その必要性もないが)
何を言っているか???な、あなた。
それはApicoectomyという名のリングに立てる資格がないのです。
来年の
Advanced Course 2027
でお待ちしています。
今年の受講者は私が何を言いたいか?意味がわかりますよね??はっ???わかんねえよ!というあなた、わからなければコースで質問してください。いつでも回答します。
ということで、反対側同名歯を確認すると、

9.3mmである。
左右差がすでに2mmある。
ということは?
そう。#4は1~2mmの切断で必要十分であると予想できる。
とすれば、
以下が正しい?Apicoectomyだろう。


根の中央にGutta Percha Pointが存在するということは、#4は1根管である。
そう。
部位が小臼歯なだけで、この歯のApicoectomyは事実上、上顎前歯のApicoectomyということになるのである。
ということで、同日、外科治療へ移行した。
☆この後、外科動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#4 Apicoectomy(2026.9.10)
Apexは容易に発見できた。
が、判然としないのでApexを明瞭に出しRoot resectionすることにした。
その後、逆根管形成した。
逆根管充填した。
術後にPA, CBCTを撮影した。




問題はないだろう。
縫合して終了した。
ということで、次回は半年後である。
また経過をご報告したい。