2026.9.27の週末日曜日は、まつうら歯科医院でAdvanced Course 2026 第4回が行われた。

この日のテーマは、
1. AAEの成功のクライテリア
2. 増患のカギ〜CBCTによるApicoectomy,Intentional Replantationの分析方法と患者へのその提示方法
3. Apicoectomy困難な歯牙に対するApicoectomyの方法について
4. Apicoectomy困難な歯牙に対するIntentional Replantationの方法につい
5. Intentional Replantation困難な歯牙に対するApicoectomyの方法について
6. ラバーダムを使用しない根管治療が招く悲劇と2軸性の痛みに対する鑑別方法について
である。

1. AAEの成功のクライテリア

“成功” をどのようにアメリカ歯内療法学会がとらえているか?
よく復習しましょう。
2. 増患のカギ〜CBCTによるApicoectomy,Intentional Replantationの分析方法と患者へのその提示方法
CBCTを私が教えたように調整し、見える絵に変えなければ、この提示方法を解説しても意味不明であろう。
以下である。

それに基づいて以下のように分析した。

上記の根切は容易だろうか?困難だろうか?
そのコツは、PAではなく、CBCTと患者の口角の硬さがカギを握っている。
が、それを分析できる絵にしなければ、判断がつかないだろう。
さすれば、以下のように“しょっぱい” 治療結果になろうと、



1年が経過した頃には、




問題ない結果を叩き出せている。
ここに、歯内療法の持つパワーがあるだろう。
歯周病の治療ではここまで治癒しないのである。
しかしそれも全て、
CBCTを見える絵にして患者に提示できないければ、夢物語である。
これを身につけたものだけが、先に進めるだろう。
3. Apicoectomy困難な歯牙に対するApicoectomyの方法について
Apicoectomyが困難という言葉の意味を簡単にまとめると以下である。

それぞれに対して解説した。
Keyは以下だ。
しかし、返す返すも、
Gilheany 1994 Apical dentin permeability and microleakage associated with root end resection and retrograde filling
の文献が持つパワーは, Apicoectomyにおいて強烈なインパクトを残していると言うことがわかる。



これが原則だが、それがままならない時の対応方法を教授した。






文献では、2年だけだが…

7年も持続している事実を受講者には提示した。
ここもよく復習しましょう。
4. Apicoectomy困難な歯牙に対するIntentional Replantationの方法について
Apicoectomyしたいができない場合もある。
そのような時は…
Intentional Replantationをせざるを得ない。
今年のQuintにも掲載したケースを解説した。




が、ここで重要なことを忘れてはいけない。
何がこの状況を産んだか?だ。
それは以下である。

ラバーダム防湿はAAE(米国歯内療法学会)では以下のように定義されている。

世界のルールに従うか、
ローカルルールを重んじるか?
その答えは、自明のはずだ。
5. Intentional Replantation困難な歯牙に対するApicoectomyの方法について
Intentional Replantationが困難な歯の外科的歯内療法は、Apicoectomyで対応するしかない。
その際のコツを伝授した。





Intentional Replantationを行いたいが、上顎第1大臼歯のような形状の#15には事実上、それが無理である。


そのような場合は…そう。Apicoectomyしかないのである。
その際はどのようにして行うべきか?教授した。

無論、その方法はブログでは非公開である。
知りたい先生は、来年の、
Advanced Course 2027
でお待ちしていますw




ここから1年時間が経過したが、




と言うことで、第2大臼歯でもApicoectomyは可能なのである。
再治療する際は術前にそれをよく見ておく必要がありだろう。
どこを?
まあその答えもすでに前述したとおりであるが。
6. ラバーダムを使用しない根管治療が招く悲劇と2軸性の痛みに対する鑑別方法について
最後が強烈なケースである。
実に多くの先生を巻き込んだ治療だ。
いずれその結果はブログで共有したいが、まだ “結果” が出ていないので公開は控えている。


























CBCTがあれば、この逆根充が正当か?否かが判断できる。
あなたはどう考えるだろうか?






以上の問題を引き越したのは、何だろうか?
それは以下だ。



私の恩師のペリオドンティストとの会話がこの日の講義内容をよく表している。


ということで講義が終了した。
が、最後のようなケースをできるようになれ!と私は言わない。
できないな、と判断した時に、どう行動するか?が重要だ。
患者はあなたを “信じて” 来院しているのだから。
全てをよく復習しましょう。
みなさん、1日お疲れ様でした。