Apicoectomyを行う上で、逆根管形成チップはなくてはならない器具である。

以前もAdvanced Courseの実習でどれくらい使えるか?というのを受講者に聞いたことがある。

その際に印象的だった意見が、

イスムスを形成するともう削れなくなる

というものであった。

そこで某社の逆根管形成チップの説明書をいただくと以下のように記載がある。

そこには

単回使用に限るという日本語は見つからない。

では、NSKのはどうだろうか?

NSKのチップは逆根管形成のチップの中でも細いものとして知られる。

大臼歯や小臼歯でイスムスがあり、逆根管形成すると穿孔しかねないようなケースでは, 臨床家は好んで使用することであろう。

しかし、そこには短回使用に限るという文章は見当たらない。

これがアメリカだとどうだろうか?

https://www.nskdental.com/products/surgical/surgical-variosurg/tip-surgery/sg_us_tips_tip_kits/

https://www.nskdental.com/products/surgical/surgical-variosurg/tip-surgery/sg_us_tips_retrograde_endo/

このサイトには、

皆さんが見なければよかった?ような内容の記載がある。

そう。

やはり、

逆根管形成の超音波チップはSingle useであった

のだ。

アメリカのNSK曰く、

このE30RD-Sのように、型番の末尾に-Sがついているシリーズは、外科用(VarioSurg用)の使い捨て専用チップとしてラインナップされているもので,通常のスケーラー用チップとは異なり,

これらは骨手術や外科的根管治療(サージカル)で使用されるため、以下の理由から「Single use(単回使用)」と定められているという。

①厳格な衛生管理, 外科手術(切開や骨切削など)を伴う部位に使用するため、交叉感染のリスクを完全にゼロにする必要があるということ。

②外科治療において、ダイヤモンドコーティングのわずかな摩耗による切削効率低下や、金属疲労による術中の破折を絶対に防ぐため、毎回新品を使用する設計になっている

という。

この-S付きモデルに関しては使い回さず、1回ごとに破棄するのが正しい使用方法となるそうだ。

そうか。。。

だから留学中、何でお前は今日は外科が遅いんだ!この前と同じだろうが!💢と

Dr.Schechterから叱られたのも全てこれが原因だったのか。。。

もっと早く言ってくれ。。。

さておき、となれば、極力安い会社から購入すべきであろう😭。

だが、

それは保険診療では成立しないということは歯科医師の皆さんならわかるだろう。

材料費で足が出るからだ。

と、今日は無惨な?Apicoectomyの器具のお話であった。

ああ、人生とは無常である。。。