紹介患者さんの治療。
主訴は、
右上奥歯が冷たいものにすごく沁みる。。。
である。
Pre-op Endo Test(2026.10.19)
#2 Cold++1/13, Perc.(+), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)

MB

DB

DBのDirect Pulp Capping的な治療がこの状況を招いているのだろう。
そしておまけは根管の石灰化だ。
嬉しいおまけだといいが、嬉しくないおまけが今回の主役?であろう。
P

PのApical Foramenは頬側方向に開口していることがわかる。
つまり、HyFlex EDMは#20.05からのスタートだ。
Pre-op Endo Diagnosis(2026.10.19)
Pulp Dx: Symptomatic irreversible pulpitis
Periapical Dx: Normal Apical Tissues
Recommended Tx: RCT
同日、治療へ移行した。
☆この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#2 RCT(2026.10.19)
Pから形成して根充していく。
PはMAFが#40.04であったが、その形成サイズに合致したのは#25.04のGutta Percha Pointであった。
湾曲しているので、Cold SprayでGutta Percha Pointを凍らせ、先端をプリベンドし、根管へ挿入し、BC sealerとともに根管充填した。
次が石灰化を呈しているDBである。
DBと思しき部位をMunce burで削合し、短針でスカウティングした。
その後、SXで形成するが、今期のBasic Courseの実習の際に、OBの先生が、
SXを1,000rpm, 最小ニュートンで根管を形成すると早いという話を聞いたので、ここで実践してみた。
彼のいう通りであった。
実に早く石灰化根管を攻略できる。
これは必要な臨床テクニックである、と言える。
根管治療を行う歯科医師には身につけるべきマストのテクニックであろう。
根管充填した。
最後がMBである。MB2は上部でMB1と合流していた。
MBを形成し、根管充填した。
以上の作業を表にすると以下である。

術後にPA, CBCTを撮影した。


MB

DB

P

問題はないだろう。
次回、半年後に症状がなければ、根尖病変がなければ、終診予定である。
またその模様をお伝えしたい。