Basic Course 2025

Basicコースと聞いてあなたは何を思うでしょうか?

Basic=基礎⇨基本的な歯内療法のコースと思うでしょうか?

だとすればその予想は大きく外れています。

単純明快な内容を伝えることが、Basicコースの目的ではありません。

Basicコースの具体的なゴールは、生活歯髄療法、根管治療、再根管治療を中心とした基本的な非外科的歯内療法に対する精通とその臨床実践を最終目標にしています。

具体的に言えば、このBasic Courseのゴールは非外科的歯内療法ができるようになっている、そしてそれらに対して精通している自分になることです。

あなたに必要なことは明日から変わった自分と向き合うことかもしれません。

そのためにはあなた自身が大きく変わらないといけないこともあるでしょう。

私はその手助けをします。

また歯内療法処置は、日々の臨床で誰もが行うもの?であるにも関わらず、様々な考え方が一人歩きし多くの先生方を惑わせています。

歯内療法臨床に対する苦手意識が強い先生が多いと思いますが、臨床で重要なのはレントゲン的に鮮やかに見える根管充填処置を世に提示することではありません。

歯内療法 Basic Course 2025(講義+実習)は、臨床歯内療法に関わる様々な問題を解決していくための歯内療法の年間コースです。

文献に基づいて様々な引き出しを診療で繰り出せるようになることを目的としています。

頭の中で知識が整理されていなければ臨床でアウトプットすることはできません。

意思決定の連続が一連の根管治療の流れにつながるからです。

講義内容は膨大なLiterature reviewに基づき, 日々の臨床に直結した講義になっています。

また2025年のBasicコースでは、マイクロエンドの実習を4回行います。

また申込者には臨床的な道具(材料)のプレゼントもお渡しいたします。その分、受講料が若干高くなりますが、臨床でできるようになる能力は格段に向上するでしょう。

抜去歯牙での根管形成~根管充填、 穿通の方法、湾曲根管の攻略、合流根管に対する考え方、レントゲン的に鮮やかに見えかつ長期的予後を期待できる根管充填の方法、再根管治療、支台築造などを行います。

そしてCourse内容は当歯科医院のHPのブログの欄で復習が行えるようにしています。

“米国歯内療法専門医” が提供する、

歯内療法を日常臨床の幹にしたいという、

“本気で歯内療法を臨床に取り入れたい” とする先生の要望に合致した、

Basic Course 2025にご期待ください。


2025年度 日程

第1回 4/20(日) オリエンテーション, 無菌的処置の重要性, 歯内療法の成功率と治療の流れ, 難治化した場合の原因とその対処と予防法, 診査・診断, AAEの成功のクライテリア

第2回 5/18(日) 米国歯科大学院における根管形成方法, 作業長の決定方法, 拡大号数(MAF)の決定方法, グライドパス, 石灰化根管で穿通しない場合の対応方法(メカニカルペイテンシーの方法について), 根管充填方法(Single Point ObturationとGutta Percha Pointの選択方法と消毒方法), 根充時に気泡が入ることは問題なのか?(Hollow tube theoryとその否定の歴史について), CBCTの正しい位置付け方法と非外科的歯内療法への応用

第3回 6/22(日) マイクロエンド実習(前歯・小臼歯・大臼歯)

第4回 7/20(日) 根管洗浄(根管洗浄剤の種類とその選択, Positive Pressure, Patency File, MDA, Ultrasonic, Sonic, Negative Pressure), 根管貼薬, 仮封

第5回 8/31(日) 細菌の減少と拡大号数, 歯根破折を防止するような根管形成方法は?, 根管充填, 最良の根管充填方法とは何か?(各種根管充填方法の比較)

第6回 9/21(日) 再根管治療の意思決定と実際

第7回 10/12(日) マイクロRe-RCT 実習(ポストコア除去, ファイバーポスト除去, 既成ピン除去, 破折ファイル除去, 穿孔封鎖, Gutta Percha Point除去, 再根管形成とそれに意味があるかの?確認方法の習得, 再根管充填, MTA根充の方法について)

第8回 11/30(日) 生活歯髄療法

第9回 12/14(日) 外科的歯内療法(歯根端切除術)の基礎, 各種歯牙(前歯, 小臼歯, 大臼歯, 樋状根, Radix Entomolaris)の解剖学的特徴とその根管治療への応用

第10回 1/18(日) マイクロエンド実習(大臼歯)

第11回 2/15(日) マイクロエンドテスト

第12回 3/22(日) 受講者による症例発表(全日), 修了証授与

会場 まつうら歯科医院 歯内療法専門室

時間 10:00~17:00(9:30開場)


受講方法

以下の必要事項をご明記の上、Eメールbasiccourse2025@gmail.comまで送信の後、ご入金ください。

お申し込み金またはお申し込み金+受講料の全額・半額振込確認をもって登録とします(入金後の返金はご遠慮させていただきます)。

<必要事項> ご氏名(ふりがな)、ご連絡先電話番号、ファックス番号、ご勤務先名を明記ください。

<お申込先Eメール>

basiccourse2025@gmail.com

<申込金>

¥100,000(税込費用)⇨コースに申し込み時に, 1週間以内にお支払いください。申込金の振込確認を持ってコース参加とさせていただきます。

<受講料>

¥840,000(税込費用)⇨2回までの分割払い可能。前期分¥420,000を3/31まで に、後期分¥ 420,000を9/24までに、お振り込みください)

<お振込先>

福岡銀行 姪浜支店 普通口座 2491741 口座名義: 松浦 顯(マツウラアキラ)

(恐れ入りますが振込手数料はご負担下さい)

<受付締切日>

2025.3.31(定員になり次第終了)

<定員>

8名


受講に際してご自身で準備していただくもの

講義時

1. パソコンもしくはPDFが受信できるような媒体(ipad, iphone,USBメモリなど)

2. 筆記用具

実習時

1. 白衣

2. 抜去歯牙(チャンバーオープンした状態でお持ちください。)実習で治療したい本数お持ちください。丸1日実習しますので4~6本程度お持ちください。なお、親知らず不可とさせていただきます。理由は臨床で親知らずを根管治療することなどほぼないからです。受講生がご希望の場合は当歯科医院でインド人の抜去歯牙を準備いたします。1本¥1,000(税別)で販売いたします。もしくは、以下のサイトで各自でご購入ください。→https://bforbones.com

3. ProTaper Gold SX→SXは容易に破折しますので実習する歯の本数分の準備をお願い致します。

4. HyFlex EDM 21mm, 25mm #10.05, #20.05, #25.V, #40.04, #60.02→歯科業者に注文をお願いします

5. RaCe EVO #10.02, #10.4 25mm(白水貿易)→歯科業者に注文をお願いします

6. Dentsply Maillefer シリコンストップ ディスペンサー VER1(Dentsplyの商品ですがモリタで販売しています。)→https://do.dental-plaza.com/search/item/detail/id/58270000/

7. C+ File 25mm #10,#8,#6→歯科業者に注文をお願いします

8. Kファイル #10 25mm, 31mm→歯科業者に注文をお願いします

9. BC sealerもしくはBio C-sealer→業者またはアメリカから個人輸入で購入してください。

https://shika-mall.com/endosequence-bc-sealer-3.html

https://service.yoshida-dental.co.jp/ca/series/11118

10. MST Visco-Tip Bendable Tips 20/PkまたはVista Apex マイクロフローチップ 26G/50本入→海外輸入サイトまたはFEEDにあります

https://shika-mall.com/mst-visco-tip-bendable-tips-20-pk.html 

https://dental.feed.jp/product/500193720.html#item-1270550

11. AM File 25mm #25m→白水貿易で販売。購入方法はセミナー後に案内しますのでお待ちください。

12. VP-tip→ペントロンジャパンで販売。購入方法はセミナー後に案内しますのでお待ちください。

13. Helseピエゾチップ エンド用 Sタイプ(サテレック・NSK対応) E15/ファインダー
→FEEDで販売

14. EndoGuide Bur EG1A→https://shika-mall.com/endoguide-eg1a-1.html

15. EndoGuide Bur EG3→https://shika-mall.com/endoguide-eg3-1.html

16. EndoGuide Bur EG4→https://shika-mall.com/endoguide-eg4-1.html

17. 5倍速コントラ, 等倍速コントラ

18. Dr. John West’s Standard Series Endodontic Explorer-JW17→セミナー受講者で米国 Do Well Dental社から直接購入します。セミナー後に案内しますのでお待ちください。

19. 実習する歯牙の術前のCBCT撮影したスクリーンショットとそのDICOMデータ

20. Munce Discovery Bur 31mm ピンク,灰色, 紫→ https://shika-mall.com/31mm-shallow-1-4-pink-bur-1.html, https://shika-mall.com/31mm-shallow-1-2-gray-bur-1.html

https://shika-mall.com/31mm-shallow-1-purple-bur-1.html

21. Munce Discovery Bur 34mm ピンク, 灰色, 紫→https://shika-mall.com/34mm-deep-1-4-pink-bur-2.html   https://shika-mall.com/34mm-deep-1-2-gray-bur-2.html    https://shika-mall.com/34mm-deep-1-purple-bur-2.html

22. 根管上部処置用カーバイドバーCA エンドトレーサー→https://www.momose-dm.co.jp/products/5527/

23. JHスクレイパー→歯科業社に注文ください。

24. YDM スピア 0.3S, 0.3L, P-C ハンドル→歯科業社に注文ください。

25. セミナー開始までに、Osiri-LXIV DICOM viewer を各自のPCにダウンロードしてください。→https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&opi=89978449&url=https://apps.apple.com/jp/app/osiri-lxiv-dicom-viewer/id988332475%3Fmt%3D12&ved=2ahUKEwi-hOXEo-6IAxWVs1YBHcO4DacQFnoECAoQAQ&usg=AOvVaw38e1YKGT_CX2ZXcOBZEsgG

26. 支台築造時は、ご自身の歯科医院で使用されているコア用レジン、根充された抜去歯牙(前歯)を1本、チャンバーオープンされた大臼歯の抜去歯牙(根充不要です)1本、光照射機を持参ください。


その他の治療に使用する道具(エンド用モーター, 基本セット, α, 根充用器具, BLコンデンサー, 当該サイズのGutta Percha Point, Paper Point, P-max等)はこちらで準備いたします。