バイト先での治療。
主訴は、
歯茎が腫れて痛い…
であった。
歯内療法学的診断(2023.7.18)
#10 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
#11 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(-), BT(++), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
咬合痛が再現された。
主訴が再現できているということは適切な治療で改善できる可能性が高い。
PA(2023.7.18)
#12はかかりつけ医がIntentional Replantationを既に行なっていた。
その部分は検査に含めていない。
CBCT(2023.7.18)
根尖部大きな病変がある。
歯頚部からApexまでは、
15mmの長さがある。
3mmで切断すると、
頬舌的に5mm切断する必要がある。
が、単根なので逆根管形成に時間はかからないだろう。
歯内療法学的診断(2023.7.18)
Pulp Dx: Previously treated
Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis
Recommended Tx: Apicoectomy
と言うわけで、Apicoectomyへ移行した。
☆この後、外科的動画/画像が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#11 Apicoectomy(2023.7.18)
Flapを開けてApexを探索した。
Apexから3mmで切断した。
メチレンブルーで染め出して逆根管形成した。
窩洞をStropko Irrigatorで乾燥し、逆根管充填した。
PAを撮影した。
問題はないと思われる。
最後に縫合して終了した。
次回は1年後である。
またその時期に予後をお伝えしたい。