紹介患者さんの治療。
主訴は、
掃除した道具が折れてしまった歯がひびいて痛い…
である。
Pre-op Endo Test(2026.5.14)


MB


カーブより先でファイルが折れているので除去は不可能である。
ということは…
この根尖病変をマネージメントするにはMB2の攻略が必須と言える。
MB2


MB2は、

MB1から口蓋に2.0mm後方に存在することがわかる。
ここの発見・根尖部までの穿通はマストである。
DB

DBの根尖部にも病変があるように見えなくもない。
ここも穿通が努力目標だ。
P

口蓋根は病変がない。
ここは穿通がマストではないだろう。
この治療はMB2, DBの攻略が鍵となる。
それでも治癒しなければApicoectomyだ。
Pre-op Endo Diagnosis(2026.5.14)
Pulp Dx: Previously treated
Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis
Recommended Tx: Re-RCT
⭐︎この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#14 Re-RCT(2026.5.14)
MB2の発見をCBCTをガイドに行った。
見事、MB2の根管口を明示できた。
この後作業長を測定しようと試みるが…何かに抵抗し穿通しない。
DBも同様だ。
作業工程は以下だ。

術後にPA, CBCTを撮影した。


MB1

MB2

DB

P

MB2が穿通しなかった理由はMB1との合流+根管の根尖部の石灰だった。

これでは治療の結果は、成功率は60%と言う線だ。
治癒するのか?
その結果は次回、半年後の経過でまたお伝えしたい。