紹介患者さんの治療とその1年後の経過観察。

主訴は、

治療した右下が痛くてものも噛めない時が長く続いた。今は痛みは消えたが、ひびく感じがある。。。

である。

Pre-op Endo Test(2025.5.22)

生活歯をクラウン形成して、オールセラミッククラウンを被せてあるので形成量の多さから?歯髄が失活したと推測される。

おまけは、根管の石灰化だ。#31とは見た感じ全く歯髄の状況が異なっている。

これは、

歯髄まで到達しかねない深い形成がもたらした副産物

だろうが、根尖病変がなければ歯内療法の成功率は

96%

である。

CBCTで精査した。

MB

ML

D

Radix

根尖病変はない。

このことから、根管治療の成功率は96%である。

これを術前に患者さんに説明し、同日治療へ移行した。

Pre-op Endo Diagnosis(2025.5.22)

Pulp Dx: Pulp Necrosis

Periapical Dx:Symptomatic apical periodontitis

Recommended Tx: RCT

☆この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。

#30 RCT(2025.5.22)

石灰化根管に対する第1作業はSXを安全に挿入するための

スカウティング

だ。

これは特別な道具を使用する。

その秘密は…

すでに

Basic Course 2026

で解説済みである。

これでSXの破折の心配は無くなった。

それぞれの根管にSXを挿入して上部の拡大を行い、作業長を以下のように測定し、それぞれ根管形成し、根管充填に資するGutta Percha Pointを選択した。

術後にPA, CBCTを撮影した。

MB

ML

D

Radix

ここから時間が1年経過する。

#30 RCT 1yr recall(2026.5.28)

患者さん曰く、

ずっと痛みがあったが、もう痛みがなくなりました!

と喜ばれた。

MB

ML

D

Radix

1年前の初診時と比較した。

術前の予測通り、根尖病変はできないまま1年が経過した。

そして、臨床症状も消失した。

成功率は

96%

だ。

が、それは私が言っているのではなく、過去のエンドの巨人達が残してくれた文献のおかげである。

このように

歯内療法は術前に未来を予測できる唯一の?歯科医療

である。

と言うことで経過観察も終診した。

1年間、お疲れ様でした。