紹介患者さんの治療。
主訴は、
昨年末から何度も治療を行なっているが治療が終わらない…最近、歯茎も腫れてきた…
である。
とにかく、手をつけられて治療が未だ終了していないという、日本ではあるあるの状況に患者さんは陥っている。
Pre-op Endo Test(2026.5.22)





MB

ML

DB

DL

B

既に手がつけられている歯牙の根管治療である。
しかも今までの治療歴が、開放していたとか、治療が終わらないとか、痛みが激しかったとかである。
私が治療して1回で終わるだろうか?
そして、痛みは出ないのだろうか?
といえば、痛みに関しては術後疼痛はあるであろうが、1回で治療は終了する。
それが、米国歯内療法専門医の根管治療だ。
Pre-op Endo Diagnosis(2026.5.22)
Pulp Dx: Previously initiated therapy
Periapical Dx: Chronic apical abscess
Recommended Tx: Re-RCT
ということで、仕事の都合でこの5ヶ月後に治療となるのだが、
その際は、仮封もほぼ外れているという状況でさらに口腔内の状況は厳しいものになっていた。
⭐︎この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#30 Re-RCT(2026.10.2)
肝心の根管の状況であるが、

近・遠心根ともにほぼ手付かずだ。
であれば、
Gorni 2004 The outcome of endodontic retreatment: a 2-yr follow-up
によれば、
治療の予後は高い。

が、Sinus tractがそれにどう影響してくるか?がすべてであろう。
SXで上部を拡大し、
Root ZX+C+/C Fileで作業長を測定し,
HyFlex EDM #25.Vがまずどれだけ根管に入るか?でMAFが#40.04か60.02か?が決まる。
が、
通常は感染根管であるのでMAFは#40.04である。
が、治療途中でペーパーポイントで根管を乾燥する際にそれに対して血液付着がある場合、各大号数は自動的に大きくなる。




MB

ML

DB

DL

DLは未穿通であったが、シーラーが根管に少々回ってくれていたようだ。
これで治癒しなければ、Apicoectomyである。
ということで次回は半年後だ。
またその模様をお伝えしたい。