昨日の記事の続編。
この日にApicoectomyへ移行したので、今日はその模様をお伝えする。
Flapを剥離をすると以下のような状況になるだろう。
注目すべき点は、Apexの位置がどこか?である。
歯頚部から11mmの位置にApexがある。
まずはそこを計測する必要がある。
なぜか?と言えば、
Apexの位置から3mm切断しなければならないから
だ。
その位置を把握することはMustだ。
そう私はUSCでDr.Schechterに教えられた。
ということでApicoectomyへ移行した。
☆この後、外科動画が出てきます。気分を害する方は視聴をSkipしてください。
#13 Apicoectomy(2023.5.29)
Apexの位置はCEJより10~11mmの位置である。
ペリオプローブを置いて当該位置をOsteotomyした。
Apexを発見したら長さ3mmを切断する。
その際の近遠心的幅径は2.5mmで、頬舌的幅径は5.5mmである。
事前にリンデマンバーに外科ペンなどで当該長さをマーキングしておいてもいいだろう。
逆根管形成した。
ここでのポイントがある。
それは必ず患者に正対して逆根管形成した方がいいということだ。
さもなくばこの動画にあるように、Retroprepが歪んでしまう。
途中で気づいて修正しているが、要らぬ時間であろう。
逆根管充填した。
PAを撮影した。
最後に縫合した。
次回は1年後である。
その際の模様をまた皆さんにご報告したい。