週末土日はマンツーマンコースが行われた。

テーマは根管治療。

まず、成功率・生存率から解説した。

決して低いものではないということがわかっていただけたのではないだろうか?

この後、本題へ入った。

まず、SXを使用する理由は何だっただろうか?

そして根管形成で守らなければならないルールは何だっただろうか?

この動画が言わんとしていることは何だろうか?

よく復習しましょう。

次に形成後の根管充填に関して解説した。

ということであっという間に講義は終了し、1日目から実習を開始した。

以下のようである。

初めてなのに、上手い!

やはり以前教えた人は違う。

しかし、別の歯では、実習時にSXが破折した。

しかし、これだけ歯根が湾曲したMBではファイルは折れても仕方がないだろう。

それ以上に、

SXは基本的に、1ケースで1本の消費

と考えた方がいい。

それならば、安いものを使用した方がいいだろう。

安くて曲がるSXはヨシダの

デントクラフト RE ファイル VTのCX

のみである。

根管充填された。

口蓋根のGutta Perchaが突き出ている。

これは今までNGであったが、今はMTAシーラーの時代だ。

また、飛び出したGutta Perchaはでかいもので、細かくないし、C-solutionも使用していないので生体に害は与えないだろう。

事実、根充した歯を見ると

飛び出たGutta Perchaの周りはMTAシーラーで覆われている。

ということは…

ここからのマイクロリーケージは起きない可能性が高い。

つまり、MTAシーラーは歯内療法、自体を、変えてしまったのだと言える。

また、FEEDのチップであるが、何度も根充で使用すると下の写真のようにチップから漏れてしまう。

なので頻回仕様は避けましょう、

というか頻回使用することは臨床ではないので結局問題がない

と言える。

2日も実習であった。

まずは以下の歯である。ポイント試適した。

近心根がアンダー気味に見える。

が、である。

近心根のApical ForamenはApexにはないことがわかるだろうか?

ここである。

レントゲン的な写りに一喜一憂してはいけないのだ。

そのことが身をもって体験できただろうと思う。

それが何より重要なことだ。

ということであっという間に2日は終了した。

引き続き、歯科医院で練習すれば誰でも上手くなります。

なぜかって?

それは、私のような不器用人間でもできるからですよw 非外科的歯内療法に手指の器用さは不要です。誰でもできます。

ということで先生、引き続き頑張ってください。

次は再治療ですね。また来てください。

2日間、お疲れ様でした。