昨日の記事の続報。
#3 MB根尖部の病変が半年前より大きくなり、上顎洞炎を惹起させる可能性が高まったことからこの日にApicoectomyとなった。
Apicoectomyをする前に、その治療がどのようになるか?CBCTで分析した。
CBCTを所持していても、それを使いこなせない臨床家が大多数だろう。
その方法を私は、Basic Course, Advanced Courseで伝授している。
興味がある先生はどうぞ。
さておきどうなるだろうか?
CEJよりも10mm先にApexがあり、そこを3mm切断すると、頬舌的に5mm切断することになる。
これは臨床的に難しいだろうか?
あなたにわかりますか?
わからなければ、Apicoectomyする資格はあなたにはないだろう。
さておき、この日にApicoectomyが行われた。
☆この後、外科動画が出てきます。不快に感じる方は視聴をSkipしてください。
#3 Apicoectomy(2023.10.10)
#3 MBのApexは容易に見つかった。
CBCT通りだ。
ここから3mm切断する。
それには、5mmの頬舌的幅径が必要だ。
低倍率でRoot resectionした。
この後、高倍率でCheckする必要がある。
そして、Retroprepしていった。
窩洞形成をCheckして逆根管充填した。
術後にPA, CBCTを撮影した。
問題はない!ときっぱり言えるだろうか?
私には言えない。
CTを撮影した。
MB
DB
P
問題はないだろう。
縫合して終了した。
とても綺麗な縫合とは言えない。
が、この方はペリオの患者ではないのだ。
ということは、
最終的には神様が治してくれる
はずである。
次回はその後の半年後の経過をお伝えします。