週末日曜日は、まつうら歯科医院で Basic Course 2024 第4回が行われた。

この日のテーマは、

細菌の減少と拡大号数

歯根破折を防止するような根管形成方法とは?

最良の根管充填方法とは?

根管貼薬

仮封

根管貼薬実習

である。


1. 細菌の減少と拡大号数

USC時代に教わったことを伝えた。

が、

どの方法がBest!というものはなく、

結局、自分が何を信じるか?でその最終目的は決まる。

となれば、どのサイズが適切だっただろうか?

使用するFileの規格とともに最終ゴールを考えましょう。


2. 歯根破折を防止するような根管形成方法とは?

この左右のPAは同一の患者さんのものであるが、その違いがわかるだろうか?

その違いはズバリ以下の文献が示している。

歯根のどこを、何で、どのように治療を行うと歯根が破折しやすくなるか?理解できただろうか?

やってはいけないこと、

それをやると問題が出ることを避けること

が長期予後を担保することになる。

これを頭に入れて、もう一度、上記のPAを眺めてみよう。

問題がどこにあるかわかるだろう。


3. 最良の根管充填方法とは?

各種、根管充填の方法と、結局何が重要なのか?をよく理解しましょう。

入れる(根管充填する)よりも出す(根管形成する)ことの方が重要である

という言葉の意味を今一度よく考えましょう。

そして、Sealer Puffの臨床的意味合いは何か?を今一度、考えましょう。

この話に関しては次回、もう一度講義でご説明します。


4. 根管貼薬

以上より得られた結論は何だっただろうか?

よく復習しましょう。


5. 仮封

仮封は私はほとんどすることはない(年に1~2症例程度でその全てがPulp Dx: Previosuly initiated therapy)が、ポイントはどういう材料でどれくらい厚みを確保するか?である。

何をどのように使用すべきか?をよく復習しましょう。

ということで、最後に貼薬実習を行い終了した。

よく復習して臨床に生かしてほしいが、

貼薬を繰り返すような臨床家になってはいけない

というのが私のメッセージである。

よく練習して頑張って臨床応用してください。

1日お疲れ様でした。