7/28(日)はまつうら歯科医院で、Advanced Course 2024 第2回が行われた。
この日のテーマは、
Intentional Replantation
である。
アメリカではもはや行わないこの治療を多数やっている私はDQN野郎かもしれない。
本当にIntentional Replantationは長く持たない治療だっただろうか?
次に、別ケースについて説明した。
さて、この文献でみられる以下の数字だが臨床応用で予想できるだろうか?
1㎟, 4㎟, 9㎟, 16㎟とは臨床上、どのような大きさだろうか?
その鍵は、CEJよりApexまでの長さにある。
CEJよりApexまでが10mmある。
この中で、例えば、9㎟の大きさ歯根膜を削るとすれば、どれくらいの大きさを要するだろうか?といえば、
3mm×3mmである。
この歯根の3mmといえば、歯根の1/3である。
わたしのこのHPのケースで歯根の1/3も傷つけているケースがあるだろうか?といえば、ない。
ということは、だ。
16㎟だと、4mm×4mmだがこれは事実上、歯根の半分を傷つけることになる。
そんなにIntentional Replantationで歯根膜を傷つけているケースがこのHPのブログにあるだろうか?
私の記憶には、そうしたケースはないと考えられる。
よほど、SRP後のIntentional Replantationのケースがうまくいかない場合がそれに当てはまるだろう。
つまり、
こうして研究を臨床に応用したときに、初めてどれくらいの大きさ損傷しているか?わかるのであるが、この研究からすれば大きく傷つけたとしても時間をおけば、回復していくかもしれない
という結論である。
そしてもう一つ重要なのが、Replantationだ。
脱臼して抜歯した場合、抜歯窩に戻らない場合が多い。
その場合に必要になるのは、
Tooth Slooth
だ。
以下のように使用して抜歯窩に戻す必要がある。
ラバーダムなしでの根管治療の後始末はケースによってはかなりハード…〜#14 Intentional Replantation 2M, 7M, 1yr recall
ということで、午後からCase Reportを行なった。
以下のケースである。
それぞれよく復習しましょう。
ということで1日は終了した。
長い時間、お疲れ様でした。