8/31,9/1はまつうら歯科医院で マイクロエンドコースマンツーマンコースが行われた。
この回の最大の学習はこの絵だろう。
あなたはこの上記の写真を見て何を思うだろうか?
アンダーじゃないか?
短い!
もっとForamenに近いところまで根管形成しろよ!
という声が聞こえてきそうだ。
が、事実は以下である。
わかるだろうか。
適切な位置に根管充填材があるのはDBだけだという事実が。
レントゲン的所見とApical Foramenの臨床的な位置は無関係であるということの意味が。
受講者は根管充填した。
これが適切か、否かを見極める唯一の方法は、
Sealer Puffである。
そうそして、この根管充填は全てオーバーフィリングである。
は?なあなたは、
Schilderの理論がわからない人だ。
話を戻そう。
この絵でそう見えるのは何故か?といえば、
Sealer Puffがあるから
だ。
日本では忌み嫌われるが、アメリカでは評価されることの一つにこのSealer Puffが挙げられる。
この日一番の学びは何よりもこの事実だろう。
もっといえば、
自主練では歯根のどの位置からファイルが出たか?を記憶することが重要
であると言える。
が、
臨床的にはその事実は、Apex Locatorを使用して96%の可能性で真実に迫れるだけである
が。
つまり整理すれば、
臨床的にショートに見えるデンタルでがっかりする必要はないのだ。
もっと別の考えを持ちましょう。
根充後の抜去歯牙を観察した。
MB,PはOverextensionである
が、
そのGutta Perchaの周囲に何があるだろうか?
そしてそれがなければ、何が起こるだろうか?
時代は変わったのだ。
あなたは時代に置いていかれるか?時代に着いていけるだろうか?
そして、
時代についていくには学習しかその道はないのである。
そして、
プラスチック模型でなく、抜去歯牙での鍛錬だ。それ以外に習熟の道はない。
そして、
そんなことは誰でも鍛錬すればできることである。
非外科的な歯内療法に米国へ留学したかどうかなど関係ない。
鍛錬した歯科医師は伸びるがそうでないものは時代に取り残されるだけだ。
そして、背中を後輩に見せれば後輩はついてくるだろう。
臨床家は背中でのみ語れるのだから。
その他のケースは以下。
下顎の大臼歯の近心根はこのように合流することが多い。
そして、
この隙間は問題だっただろうか?
問題がないなら何故問題がないのだろうか?
それらに答えることの出来ない臨床家は歯内療法という名のリングには立ててないだろう。
潔く、誰かに任せるべきである。
ということで2日間はあっという間に終了した。
是非とも頑張ってこの技術を身につけてもらいたい。
2日間、お疲れ様でした。