前回の治療の続きである。

#14 MB Apicoectomyまで終了していた。

その後、#15 Intentional Replantationも行っている。

もう一度、CTを見てみよう。

CBCT(2025.1.10)

MB

DB

P

#15はMB,DB,Pに病変がある。

これが主訴の咬合痛の原因だ。

が、それを再根管治療でマネージメントすることは不可能だろう。

根管の(特に根尖部の)石灰化が亢進しているからだ。

ということは推奨される治療は…

Intentional Replantation一択だろう、ということで再植となったのだ。

☆この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。


#15 Intentional Replantation(2025.1.10)

抜歯窩に忘れ物はないようだ。

口腔外作業に移行する。

メチレンブルーで染色したが、VRF(Vertical Root Fracture)はないようだ。

Apicoectomyへ移行する。

切断後にイスムスが判然としなかったので、Light testでイスムスラインを明示した。

ここをRetroprepすることになる。

ということで、逆根管形成, 逆根管充填へ移行した。

術後にPAを撮影した。

問題はないと思われる。

再植してガーゼを5分咬合してもらった。

術後にCBCTを撮影した。

MB

DB

P

ということで次回は1ヶ月後である。

またその模様をお伝えしたい。