紹介患者さんの治療。

前回の治療の1週間後に来院されたが、主訴の痛みは消失したようだ。

ということで、その周囲の問題の歯牙の治療も希望されたのでこの日に行なった。

PA(2025.5.1)

CBCT(2025.5.1)

歯内療法学的診断(2025.5.1)

Pulp Dx: Previously treated

Periapical Dx: Normal apical tissues

Recommended Tx: Re-RCT

同日、治療へ移行した。

☆この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。


#20 Re-RCT(2025.5.1)

Gutta Percha PointをFileで除去する。

長さを測定すると16mmだ。

これでApex付近に1mm Gutta Percha Pointを残存させるとすれば、15mm再形成すればいい。

C-solutionを根管に浸し、 Gutta Percha Point除去用のFileで再根管形成した。

 

すると以下のようになった。

K#40で穿通ということは…ほとんど再根管形成は難しいだろう。

HyFlex EDM #40.04,#60.02,ProTaper Gold F5を挿入したが…

形成できる部分がなかった。

#60.02を挿入した。

これも削れる部分はほぼない。

つまり、超音波洗浄のみでマネージメントすることになった。

ということで再根管形成はほぼ無理であった。

が、痛みも根尖病変もないのでそこまで問題ないだろう。

ということで最終的な治療工程は以下である。

根管充填した。

術後にPA, CBCTを撮影した。

ということで治療の予後は1年後に診ていく。

またその模様をお伝えしたい。