紹介患者さんの治療。

主訴は、

左下奥歯昨年の11月から治療を継続しているが終了しない。痛みが取れない…

である。

歯内療法学的検査(2025.4.17)

#21 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(-), BT(+), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)

#23 Cold+1/4, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)

主訴は依頼された#21だ。

PA(2025.4.17)

CBCT(2025.4.17)

頬舌的に2根管で根尖部が石灰化している。

穿通は根尖病変がある以上必要だろう。

Previously initiated therapyの再根管治療になる。

歯内療法学的診断(2025.4.17)

Pulp Dx: Previously initiated therapy

Periapical Dx: Symptomatic apical peridontitis

Recommended Tx: Re-RCT

別日に治療へと移行した。

☆この後、治療画像が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。


#21 RCT(2025.4.24)

B,Lの根管口の位置は以下だ。

作業長は以下である。

術後にPA, CBCTを撮影した。

他院では左下奥歯昨年の11月から治療を継続しているが終了しない。痛みが取れない…であったが、

当歯科医院では1回で終了した。

この1週間後に来られたが、痛みは消失したようだ。

この治療の最終的な予後判定は1年後である。

またその模様をご紹介したい。