今日は日本の根管治療教育の課題について私の意見を綴りたい。
昔話をしよう。
私が大学4年の時に(1999年)歯内療法の講義はあった。
今でもそこで覚えているのは臨床からでなく、急性根尖性歯周炎!とかいうような病名を記憶するように言われたことを覚えている。
一方、卒後の臨床では短時間で歯内療法の問題への対応方法を患者さんに提示し、治療しなくてはならない。
ちょっと時間をください!では患者さんはそこには来ないだろう。
また何回もかかるのもNGだ。
みんな人は等しく忙しい。
問題解決能力がない歯科医院に他の予定を蹴って誰が来ようか。
患者さんは皆、忙しい中、クリニックに来ているのだから。
従って、そうした歯内療法のカウンセリングの際も、
何が, どこが問題なのか?
どういう内容の治療になるのか?
それにはどれくらい成功率があるのか?
その治療がうまくいかなかったとき、どう対応するのか?
その治療に何回かかるのか?
それらの治療費用がどれくらいになるのか?
を的確に説明しなければならないだろう。
そうした能力を身につけることこそが歯内療法臨床には重要なのである。
そうした中、私の母校(長崎大学)からは歯内療法科が消滅した。(正確には、歯周病科と合併した。)
日本歯内療法学会は日本保存歯科学会と1つになるという。(正確には歯科保存専門医になるそうだ。が、日本の歯科事情に精通していない私にはよくわからない、すいません)
また、東京で行われた某歯科雑誌の若い歯科医師向けの講演会でも
ペリオ・インプラントは人だかりだが、エンド・レストレーションにはほとんど人が集まらないという。
なぜか?
エンドなんてやっても治らないだろう?という思い込みがあるからだ。
が、事実はどうだろうか?
このHPのBlogの欄に提供している臨床の記録を見てみてほしい。
ほぼほぼ治癒している。
その成功率を整理すると以下だ。


もちろん、上記治療を行っても治癒しない場合も中にはあるだろう。
それがなぜか?を多くの臨床家が究明しているが概ね、歯根破折(目に見えるもの、見えないもの含めたもの)と根尖部の切断不足に起因していることが多い。

その原因を究明するのも必要なことではあるが、それ以上に成功率が極めて高い医療を我々専門医は基本的に提供しているのである。
が、それが世の中に正しく伝わっているだろうか?
私は大いに疑問を感じざるを得ない。
それではこの業界はどうあるべきか?について私の意見を述べたいと思う。
またそれは次回以降に。