紹介患者さんの治療と1M recall。

主訴は,

2年くらい前から根っこの治療をしてまだ痛みがある。左の鼻の横あたりまで?痛むこともある…

である。

Pre-op Endo test(2025.12.16)

2年前から治療しても良くならないのは、

①ラバーダムを使用しない根管治療

②すでに非外科的歯内療法が適応しないくらい根尖部がすでに拡大されてしまっている

ことに起因する。

ということは…

Intentional Replantationがこの問題を解決できる治療方法だが、

歯冠長が短くメタルポストコアが装着済みである。

抜歯した時に歯牙が割れるのではないだろうか?という危惧がある。

が、それはやってみないとわからない。

そしてそれを術前に告げること=契約書に記載すること

が最も重要であろう。

ということで、同日治療へ移行することになった。

Pulp Dx: Previously treated

Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis

Recommended Tx: Intentional Replantation⇨Core build up

☆この後、外科動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。

#15 Intentional Replantation(2025.12.16)

抜歯にいつも以上に時間がかかった。

このように歯質があまりない場合はペリオトームを使用し、歯周組織を全集剥がす必要があるだろう。

そしてダイヤモンド鉗子は残根用の物を使用した。

これもコツだろう。

抜歯窩に残根がないことを確認し、ここから口腔外作業に入る。

破折がないか?確認した。

破折がないのでここからApicoectomy作業である。

術後にPAを撮影した。

問題はないだろう。

ここからメタルポストコアを除去する。

Basicな内容だがそれを外すのが苦手な先生には役立つ?動画かもしれない。

メタルポストコアを除去できたが、

逆根管充填材が外れてしまった…

ということでここで作業をやり直すハメに…

が、昔と比べてその時間はほとんどかからない。

しかしながら今後はメタルコアから先に外したほうが二度手間にならないのかもしれない。

ということで、抜歯窩を生食で洗浄する。

その心はアンキローシスの予防である。

その後、再植し咬合が当たらないように確認した。

術後にPA, CBCTを撮影した。

この1ヶ月後に再診があり、歯牙をチェックした。

#15 Intentional Replantation 1M recall(2026.1.21)

動揺も生理的な範囲内だ。

ということで、プロビジョナルレストレーションの装着を依頼した。

次回は半年後である。

またその模様をお伝えしたい。