紹介患者さんの治療とその1年予後。

主訴は、

右下奥歯被せた歯で物を噛むと痛い…

である。

Pre-op Endo test(2025.2.14)

MB

ML

D

Radix

そこそこ湾曲度合いが強いRadix Entomolarisを有する#30だ。

が、D以外の根管はほぼ適切な根管治療がなされていない。

Radixにおいては未着手だ。

このことから類推するに

MB,ML, Radixともに86%の確率で治療はうまくいくだろうということがわかる。

この話は従来から私がこのHPで語ってきたことである。

今回もそうなるだろうか?

Pre-op Endo diagnosis(2025.2.14)

Pulp Dx: Previously treated

Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis

Recommended Tx: Re-RCT

同日、治療が行われた。

☆この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。


#30 Re-RCT(2025.2.14)

ジルコニアクラウンはなかなか外せない。

が、Inlay形成バーを使用すると比較的容易に外すことができる。

今回は容易に除去できた。

次がラバーダム防湿で再根管治療だ。

ここからが本番になる。

SXで根管上部を拡大するが…

D根にはペーパーポイントが挿入されていた。。。

何たることか。。。

多くの歯内療法に悩む患者さんへ。

これが日本の歯科医療の事実、現状である。

コロナルフレア形成後にそれぞれの根管にアクセスする。

以下のように再根管形成した。

BC sealerと当該Gutta Percha Pointで根管充填した。

支台築造後にPA, CBCTを撮影した。

MB

ML

D

Radix

問題はないだろう。

ここから時間が1年経過した。

#30 Re-RCT 1yr recall(2026.3.10)

MB

ML

D

Radix

初診時と比較した。

病変は完治した。

このことから最終補綴もOKだし、経過観察も終診とさせていただいた。

長きに渡りお疲れ様でした。