紹介患者さんの治療とその経過観察。
主訴は、
インプラントの隣の歯の根の先に病気があり、このままだと悪影響があると言われたので治療をしてほしい…
である。
Pre-op Endo test(2026.3.19)

臨床症状はない。


ML

MB

D

根管治療をほぼせずに支台築造がメタルコアで装着されていた。
Pre-op Endo Diagnosis(2026.3.19)
Pulp Dx: Previously treated
Periapical Dx: Asymptomatic apical periodontitis
Recommended Tx: Intentional Replantation
同日、Intentional Replantationを行っている。
☆この後、外科動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#31 Intentional Replantation(2026.3.19)
歯牙が破折しないように脱臼して抜歯し、抜歯窩に落とし物がないか?Checkした。
“落とし物” がないので口腔外作業に移行する。
メチレンブルーで歯根破折がないか?精査した。
破折線は見当たらない。
根切を行い、切断面をメチレンブルー染色した。
背うだんしてメチレンブルーで染めても根管が判然としない。
こうした場合は2つ根管を明示させる方法がある。
1つは更なる切断、再・染色である。
が、それをすると歯根が短くなるという欠点がある。
それを回避するには、Light Testで根管を明示するという方法だ。
以下のように明示した。
Light testで明示された根管を、バーで逆根管形成した。
逆根管充填した。
PAを撮影した。

問題はないだろう。
抜歯窩へ再植した。
術後にPA, CBCTを撮影した。

ML

MB

D

この4ヶ月後に経過観察を行った。
#31 Intentional Replantation 4M recall(2026.7.21)

ML

MB

D

初診時と比較した。

動揺度は生理的範囲内にあり根尖病変も大幅に縮小しているので, かかりつけ医の先生には最終補綴の装着を依頼した。
次回はさらに8ヶ月後の1yr recallである。
またその模様をお伝えしたい。