週末日曜日は、Basic Course 2023 第7回が行われた。

テーマは

再根管治療

である。

最大のポイントは、

意味のある再根管治療とは何か?

を把握することである。

今回からスライドを大幅に変更した。

より臨床的な内容に変化させた。

太い項目は以下の項目である。

成功率、生存率に関しては、

私の日常臨床と違う!

という点を議論のテーマにして説明した。


1.  再根管治療の成功率

皆さんの再根管治療の成功率はどれくらいだろうか?

講義の前に聞くと、

50~60%という声が大きかった。

が、である。

Single Pointで治療した、Chybowski 2018 の文献ではその成功率が92%もある。

一体これはどういうことだろうか?

過去の文献を紐解いてみた。

Friedmanによれば、再根管治療の成功率は

60~70%程度

だという。

これがまず基本的に覚えなければならないことだろう。

で、この基本よりも上回る成功率、下回る成功率はどういうケースか?を覚えなければならないだろう。

下回るケースはどうしたケースだっただろうか?

成功率が悪くなる場合はどういう条件が揃っている場合だっただろうか?

そして、それが記憶するのに難しいことだっただろうか?

基本に忠実であれば、誰でも覚えれることである。

全く難しくないだろう。

これを踏まえると、どういう治療が避けた方がいい治療であろうか?

思い当たる節があるのであれば、それは避けた方がいいだろう。

しかし…

これが覚えるのが難しいことなのだろうか?

何も難しくないと思うのだが…

成功率が上がる場合はどういう場合だっただろうか?

上記の表を見て確認しましょう。


2. 再根管治療歯の生存率

再治療した歯の生存率はどれくらいだろうか?

そんなにあるのかよ!という人は、生存率を高める条件は何だっただろうか?

よく復習しましょう。


3. 再根管治療のテクニック

従来のスライド大きく変更した部分があったが、それはどこだっただろうか?

が、

このブログでも常に紹介していることなので、たいしたことではない?かもしれないが…

まあ、詳細を知りたい方は、来年のBasic Course 2024でお待ちしています。

ということで1日はあっという間に終了した。

次回は、第8回目である。

テーマは再根管治療の実習。

また日曜日お待ちしています。

1日お疲れ様でした。