紹介患者さんの経過観察。
半年前にIntentional Replantationを行っていた。
この時から4ヶ月が経過している。
この歯はどうなっただろうか?
#31 Intentional Replantation 6M recall(2024.1.12)
#31 Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
治療前の、
Perc.(+), Palp.(+), BT(+), Sinus tract(+)は消失した。
PA, CBCTも撮影した。
術前と比べて大きく骨欠損が回復していることがわかる。
CBCTも撮影した。
M
B
D
初診時と比べて大幅に状況が改善しているのがわかる。
Intentional Replantationにかけて、そして治癒しつつあるのだ。
初診時と比べてみよう。
初診時(2023.5.15)vs 6M recall 時(2024.1.12)
このまま、最終補綴に移行してもいいだろう。
そして…
何より重要なのは、これが一生持つかは?わからないということである。それを患者さんに理解させなければならない。が、同時に歯を失ってもその後の欠損補綴がやりやすくなることも伝えなければならない。
しかし、初診の段階で抜歯していたらこの後の欠損補綴はどうなるだろうか?
この治療でも言えることだが、
歯内療法は中継ぎ投手
なのである。
先発完投・完封じゃないのだ。
1~2回を抑え(Implant)に繋ぐための役割である。
(と考えれば、私はホールド王か?)
また半年後の1yr recallの模様をお伝えしたい。