ヨシダにRE Fileという器材がある。
これを使用して安価に?HyFlex EDMを作成することができる。
今日はそれについて論じたいと思う。
まず、HyFlex EDMの構造と私の好むファイルシステムは以下だ。
根管形成のコツは、使用するNi-Tiファイルを少なくすることだ。
理由は、
形成前に根管内部をよく根管洗浄し湿潤させ、
その上でNi-Ti Fileを根管に押し込めることなく使用すれば、
作業長まで容易に形成できる。
そして、作業長までいかなくても、その作業を繰り返せば、作業長まで到達する。
ファイルの種類が増えればこの回数が増えてしまう。
すると非常に面倒くさい根管形成になる。
昔、FriedmanにProTaper Goldなんてだめだ!何種類もFileを使用するんだから!とダメ出しされたのを思い出す。
また、再度ファイルを入れる前には必ず根管を洗浄しなければならない。
これらはGolden Ruleだ。
何を言ってるのか???な人には、
Basic Course 2024
で教えるので少し待ってほしい。
術式をピックアップすると、
HyFlex EDMで、
1. Orifice Openerの使用(ただし、新しい#18.045)
2. K File #10で作業長測定
3. 直線根管の場合、#25.V→#40.04で終了
4. 湾曲根管の場合、#20.05→#25.V→#40.04で終了
という非常に簡単な術式で終えることができる器材だ。
Orifice Openerに関しては今までは#25.12というとても使用に耐えないものがラインナップされていたがこれは今後は、SXに近い#18.045という号数のこの業界では最小の大きさのものが登場している、という。(Coltenの方から直接、話を聞いた。)
HyFlex EDMはOGSF Conceptだという。
私から言わせれば、いかにGliderを使用しないか?が臨床のコツといえよう。
またこの上図のシステムでは最終が#30.04だというが、それでは細菌の減少は図れない。
#30→#40で、どれほど拡大率があるだろうか?
あなたは計算できますか?
まあそれもBasic Course 2024や、
ヨシダ主催のHands-on Course
で解説します。
なので、このシステムには難があると言わざるを得ないだろう。
が、自分で組み立てればいい話なので、そこも問題はない。
さあ、この上記のColtenのシステムをヨシダのジェネリックファイルで完成することができるという事実をあなたは知っているだろうか?
その話も、
や、
ヨシダ主催のHands-on Course
で解説します。
さて、最後に皆さんが気になる?費用に関してだが、
HyFlex EDMが¥7,500+tax
RE Fileが¥5,800+tax
で、実はそれほど変わらない。
大臼歯の再根管治療の保険点数(400点=¥4,000)以上の費用がかかるのである。
が、
これが意味することは、
保険診療で歯内療法をするなという業者からのメッセージだろう。
いつまで、“言い訳” をして歯科医療をあなたはしますか?
それよりも、胸を張って治療費を請求する歯科医師になってください。
悪いこと?をしているわけではない??のでしょう???から。
あれは先月。私の子供の幼稚園の卒園式で30人中4人も、
将来はDentistになりたい!
と英語で答えていたのを見て、心が複雑になったのは私だけだっただろうか?
と言えば、このHPにその答えはあるだろう。
今日は深い?話であった。