外科治療に必要不可欠?な道具である、
Stropko Irrigator
であるが、私の周りにはだいぶ広まってきている。
が、
ユニットにつけられない!
という意見を多く聞く。
これに対しては解決方法があるので、今日はそれをお伝えしよう。
まず、必要なのは以下の3つである。
1. 口腔内エアースプレー
2. Stropko Irrigatorのパチモノw
3. 23Gのチップ(いわゆる、エッチングについてくるブルーのチップ)
まず必要なのは、
Stropko Irrigatorである。
これは従来、アメリカにしかないと思っていたが、何と、日本ににも販売されているという
以下である。
スリーウェイアタッチメント スタンダード
スリーウェイアタッチメント エクストララージ
まずこの道具は必ず必要だ。
が、もう海外から輸入する必要もないだろう。
Ciで購入できるのだから。
そして、従来は、以下のアダプターが必要であった。
サニチップアダプター
が、だ。
多くの歯科医院のユニットを占めるヨシダ社のアダプターが販売中止になっているのである。
どうすれば良いのか?…
と途方に暮れるところだが、ここで実は裏技がある。
私の知り合いの先生が発見した。
以下のようにすれば、サニチップアダプターなしでStropko Irrigatorを使用することができる。
その手順は以下だ。
1. 口腔内エアースプレー
を購入する。
これのノズルをこの部分で切断する。
この上図の穴がなんと、Stropko Irrigatorの鍵部に合致する
のである。
したがってこの穴に上記のStropko Irrigatorが接続可能なのである。
すると以下のようになる。
なんと…
アダプターなしでStropko Irrigatorが使用できるではないか!
驚きの発見だ。
これでもうヨシダのユニットの人も悩まずに?Stropko Irrigatorが使用できるだろう。
また上の写真では、レジン充填のチップが付いているが、外科では通常エッチングのブルーのチップを修正して(逆根管形成チップのように変形させて)使用する。
それが23Gで一番細いからだ。
それかヨシダ用が再販されるまで待つか、だ。
またユニットを新しく購入する際に、スリーウェイだけモリタのものに変更してもらえば、こうした問題で悩まされずに対応できる。
ということで、Apicoectomyをしよう!という臨床家にしか響かない、臨床のコツ?でした。