患者さんの経過観察。

治療から8年が経過した。

8年もかけて経過観察にわざわざ大分県から来てくださった。

久々の再会である。

ちなみに、当時(2016.12.21)の検査の模様は以下である。

#5 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio probe(WNL), Mobility(WNL)

#6 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(+), BT(-), Perio probe(WNL), Mobility(WNL)

#7 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(++), BT(-), Perio probe(WNL), Mobility(WNL)

PA(2016.12.21)

CBCT(2016.12.21)

#6

根尖部ではなく、側枝に病変が出ている。

側枝由来の病気であろう。

#7

#7は根尖部に病変がある。

このことから、両方ともApicoectomyの適応症であるということがわかる。

術後は以下のようなPAとなった。

ここから時間が経過し、この日の経過観察となった。

#6,7 Apicoectomy 8yr recall(2024.6.12)

#6 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio probe(WNL), Mobility(WNL)

#7 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio probe(WNL), Mobility(WNL)

術前の根尖病変は消失したように思われる。

当時装着していたFPDは外れてやり直したそうだ。

PA, CBCTも撮影した。

#6

#7

8年前と比較した。

状況が劇的に改善していることがわかる。

#6はやはり、側枝だけが問題だったのだ。

#7は除去したはずの頬側皮質骨まで再生している。

何度も言うが、

歯内療法だけがこのように真の再生療法を成し遂げることができる。

問題はないのでこれにて終診とさせていただいた。

遠方(大分県)からわざわざお越しいただいてありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。

これからもお元気で。