過去の治療の経過観察。

以下の記事がそれである。

#6,7 Apicoectomyから4年経過そして4度目の開業。

ここからさらに時間が経過した。

治療して6年が経過していた。

#6,7 Apicoectomy 6yr recall(2024.8.1)

問題が消失していることがわかる。

PA, CBCTは以下である。

初診時と比較した。

劇的に問題が解決しているだろう。

このように、

歯内療法は外科まで含めれば歯槽骨の吸収のコントロールが可能であるが、歯周治療ではそれが無理

というこの業界の有名なマントラがここでも炸裂しているだろう。

もう、認めればいいのだが、

いや俺は歯周病でも治せるぜ!という御仁が多くいる香ばしい、日本の歯科業界であることは否めない。

ということでこの部位はこの日をもって終診とさせていただいた。

これからは、歯のことなんて考えずに前向きに人生を謳歌してください。

最後に、患者さんが帰る際に、

先生の歯科医院は病気は治してくれるけど、歯科医院なんてそもそも行きたいところじゃないからw

という笑顔が忘れられない。

そう。

これが世の中の人の一般的な意見だ。

それを変えることなんてできるわけがない。

価値の創造など無理なのである。

価値は創造するものでなく、背中を見せるものだと私は思うが、どうも私はこの業界から省かれているのでそれが伝わらないようだw

話を戻そう。

このように、

歯内療法専門医の歯科医院は患者さんが通り過ぎていく場所

である。

長く停留する場じゃないのだ。

長い間、お疲れ様でした。

いつまでも健康に気をつけて、お元気で!