週末日曜日はBasic Course 2024が行われたが、そこで興味深いやり取りがあったのでご紹介しよう。

受講者の一人は、抜去歯牙で根管治療を行っていたが、C+ Fileが入る根管とHyFlex EDMが入る根管が何度形成を行っても違うという。

曰く、

C+ Fileを挿入すると、上の写真のようにはいかず、必ず以下のようになるという。

何度行っても修正できなかった受講者は結局以下のようにポイント試適した。

そして、不本意ながらも?根管充填した。

すると…

ハンドファイルしか行かない方向にもシーラーが入ったという。

この受講者の質問は、

なぜハンドファイルが入る根管とNi-Ti Rotary Fileが入る根管が違うのか?というものであったが、私にはその理由はわからない。

が、わかることがある。

それは何か?

そう。

人間がやることなんて所詮この程度でしかないという事実だ。

アンダーに見えても治ることも多々あり、臨床上問題がないことも多い。

そして問題が出れば、Apicoectomyすればいいのだから。

ということでこの受講者はAdvanced Courseに出る予定ではなかったが、この出来事がきっかけとなり出席となった。

どなたか、この不思議な現象が起きる理由を理論的に説明できる先生がいらっしゃればぜひご教授願いたい。

という、昨日の受講者がびっくりした?出来事でした。