昨年の記事で、Apico-marginal deffectを人為的に作成すると頬側の歯肉が下がり歯根露出する話をしたことがある。

Apico-Marginal Defectを人為的に作成すると…〜#14 Intentional Replantationとその1yr recall

今回はその反省を生かしきれていなかった?にも関わらず抜糸時にそのような状況にならなかったCaseをご紹介したい。

紹介患者さんの治療で、#3 MB Apicoectomyを行ったのだが

MBをRoot resectionした。

ここまでは容易なのだが、この後に逆根管形成・逆根管充填を行うが、

明後日の方向に逆根管形成・逆根管充填してしまう

それだけならばいいのだが、

この状態ではMB2の封鎖がままならない。

つまり、やり直しが必要だ。

その際は、この穿孔部を消去したいので

さらに切断部位から4mm, 頬舌的幅径が6.7mm必要だが再切断し逆根管形成・充填を試みることにした。

その際は

人為的にApico-marginal deffectを作らないように注意する必要があるだろう。

再切断したら…

Apico-marginal deffectを人為的に作成してしまった。

ここで一気にテンションが下がるが、以下のように終わらせた。

この後、検査動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。縫合するが、以前のような不幸は避けられないだろう。。。

Apico-Marginal Defectを人為的に作成すると…〜#14 Intentional Replantationとその1yr recall

それを避けるべく?普段以上に??しつこく???縫合した。

特に#3 MB部分はパピラに3箇所も縫合している。

この1週間後に抜糸であるが…

#3 MB Suture removal(2025.12.24)

歯肉の退縮がそれほど起こっていなかった。。。

患者さん曰く不潔にならないように頑張って(汗)清掃したそうだ。。。

私は安堵したが、このことから何が言えるのだろうか?と言えば、

Apico-marginal deffectを人為的に作成しても抜糸までに清掃があらかた担保されれば、歯肉は下がらないという臨床的事実があるかもしれない

という考察ができる。

が、この後どうなるかはわからないので注視したいと思う。

また抜糸時には上顎洞炎症状が消失した!と喜ばれていた。

が、これもどうなるかわからない。

また半年後の経過をご報告したい。