ColtenのHyFlex EDMに関する整理を今日は行いたいと思う。
まず現状得られるHyFlex EDMのパンフレットは古いもので最新のものではないらしい。
現状得られるHyFlex EDMの最新のパンフレットはこれである。
短いファイル(21mm)もできたそうだ。ただ個人的に言わせてもらうとこのファイルは曲がるのだからどうして21mmが必要なのだろう?と思うが。。。
コロナルフレア形成を#25.12で行うらしいが、これはもう意味がないだろう。
デンツプライのプロテーパーのSXを使用すれば面倒臭い?スカウティングをしなくて大概済むからだ。
SXは#19.v(可変テーパー)である。
さてコロナルフレア形成をすればC+ Fileを使用して穿通を試みる。
ここで#8,10のC+ Fileで穿通すればWL(Apex-1mm)ではそれぞれ#12,#14である。ということはもはや#10.05のrotary fileを使用する必要がない。
ただ#6で穿通した場合、WL(Apex-1mm)では#10であるので#10.05で形成する必要が出てくる。
(ちなみにWLをApex-0.5mmでやるなら#10で穿通すればWL(Apex-0.5mm)では#12なので#10.05で形成する必要はないが#8で穿通すればWL(Apex-0.5mm)では#10なので#10.05を使用する必要が出てくるだろう。#6で穿通すればWL(Apex-0.5mm)では#8なのでこうなるとrotary fileは使用できなくなる。)
ここまでくればあとは順番にファイルを使用するだけである。
#20.05, #25.V(可変テーパー), #40.04, #50.03, #60.02と自分が好きなサイズまで形成する。
が、通常#40まで形成できれば根尖部の細菌は排除できるので私は#40.04まで形成するだろう。
しかしながら、ADAによればNi-Ti Fileやガッタパーチャにはそれぞれ遊びがあり、きっちりしたものはこの世の中に存在しない。
これは#40のFileだ!と思ってもそれは#38〜#42かもしれない。
これは#40.04のガッタパーチャポイントだ!と思ってもそれは#33~#47のガッタパーチャポイントかもしれない。
したがって本当にそれでいいのかどうかは実際にガッタパーチャポイントを試適してデンタルを撮影しなければならないだろう。
したがって私なら#40.04で形成すれば根管の2/3か3/4を#50.03で形成する。
そしてPatency fileを行い根尖部のつまりを除去してポイント試適し良い位置にガッタパーチャポイントがきていればそのまま根管充填する。
これを全く難しいと感じたことがない。
が、世の中の人にとっては難しいらしい。
次回のセミナー(8/22)ではこのファイルについて徹底して解説する予定である。
さてColten(東京歯科産業?)はパンフレットを新しいものにしたらしいがはっきり言って昔のものの方が見やすいしわかりやすかった。
昔のパンフレットを少しいじるだけでよかったと思うのは私だけだろうか?