少し前になるが、2/22(日)に

Advanced Course 2025 第9回

が行われた。

この日のテーマは

Endo-Perio

Endo-Ortho

Tooth Fracture

失敗ケースから学べること

Instructor Presentation

である。

まず、エンド-ペリオから説明した。

エンド-ペリオといえば、この上記の分類だが、最も重要なことは、

である。

治療の前にこの中のどれか?は不明瞭であることが多い。

また、

既根管治療歯は術前に冷水痛試験ができないので、エンド由来か?ペリオ由来か?モザイクがかかり分類を困難にさせる。

また、複数根管がある歯で、

そのうちのどこかの根管が未処置であれば、

その根管に存在する生存歯髄, 炎症歯髄, 部分壊死歯髄が残っていれば、そこに存在するAδ線維がCold test に反応する可能性がある。

これも分類をかなり難しくする。

これは特に

上顎第一大臼歯(MB2)

下顎大臼歯 middle mesial

C-shaped canal

下顎前歯

上顎小臼歯

などの複数根管を有する歯牙で起こりやすいであろう。

しかも重要なのは、Cold response ≠ 全根管健全という点である。

cold test が反応しているのは、どこかに反応可能なAδ線維が残っていることを示すだけで、歯全体の歯髄状態を保証しない。

状態 cold反応
1根だけ生活 陽性あり得る
一部壊死 陽性あり得る
感染根管あり 陽性でも存在し得る

さらにendo-perio診断を難しくするのは、部分的生活歯髄と感染根管が同時存在できることである。(MB root → necrotic/infected、DB root → vitalみたいなケース)

この場合、Cold positiveしかし根尖病変ありisolated deep pocketありという、一見矛盾した所見になる。

だから既根管治療歯や複根歯では、pulp test を絶対視できないのである。

特に重要なのは歯単位ではなく根単位で考えることである。

複根歯では、ある根はendo origin別の根はperio originという混在も普通に起こりうるだろう。

なので、この歯はvital/non-vitalという二分法が崩れるのが、endo-perio診断の難しさの本質なのだ。

次に、エンド-ペリオ病変を治療する上で理解が必要な4つのコンセプト文献を紹介した。

最後にそのケースを提示した。

非常にボリューミーな内容だけによく復習しましょう。

次が、Endo-Orthoである。

これに関してわかっている事実は2026年時点で以下である。

これは理屈でなく、事実であるのでそれを記憶しておきましょう。

次が、Tooth Fractureである。

ここもボリューミーな内容だけによく復習しましょう。

次が、失敗ケースから学ぶである。

失敗ケースからは学ぶことが多い。

何がその原因だったか?知れるからだ。

以下のように分類した。

非外科的な歯内療法の成功率は高いが、そこから漏れるケースもある。

以下がその原因であろう。

が、これは個人的な経験でエビデンスがあるわけではない。

 

外科治療が必要と言われ紹介されたが、違う歯が痛い…〜#6 RCT 1回法

これらの失敗ケースからそれを防止する方法を学びましょう。

残りの時間で、Instructor Presentationを行った。

印象に私が残ったのは以下だ。

準備と対応の重要性、

パラタルフラップのポイント

右利きの術者でも右下6番をより容易に行う方法(ポジショニング)とその考え方

次が上顎6番のMBの歯根の方向の誤認による外科治療の失敗ケースのリカバリー。

これも非常にためになった。

この件に関してはいずれ私もまとめてこのブログで考えを記したいと思う。

ということで非常に充実した1日であった。

が、重要なことは、

CBCTが歯内療法には非常に重要なアイテムになっておりもはやそれなしでは臨床が成り立たない

と言う事実であっただろう。

これでも撮影を躊躇しますか?

次回が最終回である。

その模様はまたお伝えします。

1日お疲れ様でした。