経過観察の患者さん。
2019.3.1に他院からの紹介でApicoectomyをしている。
イギリスに在住の患者さんで日本に戻ってきたと連絡があった。
当時他院で、再根管治療を行ったが打診痛があるという。
それで紹介になった。
イギリス在住の日本人の患者さん〜#19 Apicoectomyから2年経過し…メールで返事が。
初診時 2019.3.1
PA
CBCT
D根
既に歯根が吸収されて短くなっていることから、切断するのはやめて逆根管形成と逆根管充填をきちんと行うことにした。
Apicoectomyを行う準備をした。(2019.3.1)
このスポットの中にBC Puttyを入れる作戦である。
逆根管形成し、逆根管充填した。(2019.3.1)
この後、私は倒れてしまったのでこの患者さんの予後がわからなくなってしまった。
が、この患者さんに連絡がついて予後を見せていただくことができた。CBCTも紹介先で撮影していただいた。
外科治療から約3年が経過している。
いかなる症状もない。
Apicoectomy後, 3年経過(2022.2.1)
CBCT(2022.2.1)
M根
D根
吸収されていた歯槽骨(海綿骨)は再生されていた。
3年でComplete Healingを達成しているといえる。
が、だからと言ってこの歯が一生持つわけではない。
成功率と生存率は違うのだ。
患者さんはまたイギリスに帰るという。
この患者さんと次回会えるのはいつだろうか?
また連絡して経過を見せていただきたい患者さんである。