紹介患者さんの治療。
主訴は、
ずっと昔に前歯の根管治療をされた歯の歯茎が腫れた。唇に圧をかけると歯が痛い…
である。
☆この後、検査動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
初診時検査(2022.10.8)
#8 Cold+3/2, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
#9 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(+), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL), Sinus tract(+)
#10 Cold+2/2, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
PAを撮影した。
CBCT(2022.10.8)
Osteotomyは不要だ。
実にEasyなApicoectomyである。
歯内療法学的診断(2022.10.8)
Pulp Dx: Previously Treated
Periapical Dx: Chronic apical abscess
Recommended Tx: Apicoectomy
患者さんは提案した治療に同意したため外科治療へ移行した。
#9 Apicoectomy(2022.10.8)
☆この後、治療動画が出てきます。不快に感じる方はskipしてください。
根尖部は皮質骨が溶解していたため容易に発見できた。
そして歯根を通報通り3mm切断している。
このことで多くのバクテリアが排除できている。
De Deus 1975の文献通りである。
と言うことで一つの歯にある60%の側枝は取り除かれた。
と言うことは次は逆根管形成である。
#9 Apicoectomy② Retroprep(2022.10.8)
Retroprepしているのだが、
この方の根管治療を以前行なった人が大きくトランスポーテーションしている
ため本来の位置で逆根管形成ができないでいる。
特に頬側のGutta Perchaが取れない。
何度もRetroprepするのだがなかなか取れないでいる。
こう言う時は
①超音波を頬側に傾けてRetroprepする
②短針で機械的に除去する
③アバラスのプラガーで押し込める
などと言う方法をUSCでは教わった。
がそれでもやりにくい処置である。
上記3つの方法でこのGutta Perchaをなんとか解消しようとしているのだが難しい。
こう言う症例が実は一番時間がかかる。
何かいい方法はないだろうか?
といえば、結局上記方法の③で私は解決した。
が、断端は綺麗にならなかった。
以下、スローでどうぞ。
最後はlid techniqueで逆根充した。
PAを撮影し縫合し終了した。
これで次回は半年後である。
1年後にCBCTとPA、口腔内診査を行う予定である。
次回まで少々お待ちください。