バイト先での治療。
以前の記事の続報である。
CBCTによれば、#15の周囲には大きな骨欠損がある。
これは
この歯が容易に抜歯できる
ことを示している。
また、根尖部の拡大もかなり大きい。
これは、
これ以上、根管形成で細菌を減少させることはできない
ことを意味している。
また#15には初診時の検査で咬合痛があったため、#13 Apicoectomyが落ち着いた数ヶ月後のこの日に、Intentional Replantationへと移行した。
☆臨床動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#15 Intentional Replantation(2023.1.24)
ラクセーターで脱臼して抜歯している。
歯根の形態がどうであれ、大きな根尖病変があるので抜歯には時間がほとんどかかっていない。
Apicoectomyしてリンデマンバーで逆根管形成している。
深さを確認し、BC sealer+BC puttyで逆根管充填した。
PAを撮影し確認した。
問題ないと判断した。
再植してPAを撮影した。
口腔内の状態は以下である。
全く咬合させていないことがわかるだろう。これはIntentional Replantationを成功させる鍵であると言われている。
次回は2ヶ月後である。
そこで動揺がなければ最終補綴へ移行できる。
また、次回の経過報告をお待ちください。