週末日曜日は、Advanced Course 2023 第1回が行われた。

テーマは、

現代のMicrosurgeryの知識・術式 総整理

である。

このテーマを以下の内容で講義した。

スライドに多々抜けがあったので、補修したものを受講した先生にはお配りします。

重要なポイントは

Osteotomyの分析方法とその実際

Root resectionの方法

Retroprepの注意点

簡便なRetrofilingの方法

だろう。

適切な器具と新品の道具を使用して治療していく。

上記の写真のようにApicoectomyをするには、Apexをむき出しにして、3mm切断する部位を剖出しなければならない。

ここでApexから3mm測定してRoot resectionする。

その方法はどうだっただろうか?

Root resectionの方法でいちばんの質問は、

”ゼロベベルで切断しているつもりなのに、角度がついていることが多い。どう気をつければいいか?”

というものである。

これに関しては何に注意し、どのような練習を行えばよかっただろうか?

スライドをよく復習しましょう。

そしてこの後、掻爬するがこのような時はどうすべきだろうか?

以下のような場合、嚢胞(肉芽組織)は全て必ず除去する必要があっただろうか?

私はアメリカで以下のように教育を受けた。

私は肉芽を除去しなかったが、肉芽はどうなっただろうか?

これを見ると、一体、日本の歯科大学で教わったことは何だったのか?と思わざるを得ない。

これからの時代は、真実を自分で見て確かめる必要があるだろう。

が、米国ではこの結果は常識であった。

歯内療法の日米の差は、まさにメジャーリーグと公園でやっている子供の野球の差と同レベルだ。

もうどうしようもないだろう。

そしてRetroprepしていく。

Retroprepは以下のCBCTのように得てして自分が思った以上に、浅くなることが多い。

その原因と対策方法は何だっただろうか?

また、イスムスはかなりの高確率で存在するが、それを探るにはどのような道具が必要だっただろうか?

また、イスムスを形成するときの悩み=イスムス底部の歯質が硬くてなかなかRetroprepできない!を乗り越えるにはどういう対応方法がベストだっただろうか?

そして、イスムスはかなりの高確率であるがそれを探るにはどのような道具が必要だっただろうか?

よく復習しましょう。

次に、Retrofilingしていく。

これはBC sealer+BC puttyのLid techniqueが現状、Bestであると思われる。

その理由は何だっただろうか?

そしてSutureしていく。

Sutureのポイントはその歯牙が歯周病に罹患しているか否か?だ。

歯周病に罹患していれば、歯肉退縮を考慮した縫合が必要である。

ビシッと合わせなければならないだろう。

したがって、ペリオに問題のない歯しかApicoectomyできないので、Flapを開いてもほとんど治療前後の差がない絵しか出なかったのを私の症例を通じてよく見ておいてほしい。

真実は論文ではなく、臨床にあるのだ。

(何度も言うが、歯内療法外科は歯周病ではない歯にしか適応できない。この話は、Endo-Perio Inter-relationshipに繋がる話である。講義の時に注目してください。)

そして最後が予後の見通しである。

いつどこで、何が起きるか?記憶しましょう。

臨床に大きく役立ちます。

ということで1日はあっという間に終了した。

よく復習して、次回の実習に挑んでもらいたい。

準備物等はグループLINEでお伝えします。

1日お疲れ様でした。