紹介患者さんのリコール。
治療したのは2016年だったので、実に…
7年ぶりである。
あの後、私は頭をやって倒れて一命を取り留めた。
患者さんも病気をされて入院したという。
変わらず、健康に日々を生きることがどれほどありがたいことか。
私はそれを痛感している。
そして命をまたもらったからには、自分の生きたい人生を生きることにした。
誰かにコントロールされる人生ではない。
自分で決めて自分で動いていく、そういう人生だ。
それを私は死ぬまでやるだろう。
美味しんぼ…実は大人の漫画だったと今更気づく私は人生を損していただろうか(涙)
とまあ、話をCaseに戻そう。
当時の主訴や検査内容は以下である。
主訴は、
右下で咬合すると痛い。軟らかいものも噛めない…
であった。
#29 歯内療法学的検査(2017.5.2)
#29 Cold NR/20, Perc.(+), Palp.(-), BT(++), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
#30 Cold+6/2, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
PFMが装着されている#29に問題がある。
特に咬合痛がひどい。
これは…嫌な予感がする。
PAを撮影した。(CTは撮影していない)
#29 PA(2017.5.2)
テクニカルエラー
+
アンダー根充
+
ノーラバーダムの根管治療歯にメタルポストコア+セラミッククラウン
という三重苦だ。
そして治療結果に責任を持たない。
日本で歯科医師に憧れる人がいない最大の理由がそこにある。
生かさず、殺さず。
常に国にコントロールされている。
それでいいか、それではダメなのか?はあなたが決めることだが、問題が多すぎるだろう。
これからの時代は、正しい治療内容を正しく学んだものが生き残ることができるだろう。
そうでなければ…
毎日、ワクワク楽しく生きてください。
修正して補綴をしてもらい、今日のブログに至る。
あれから、7年が経過していた。
#29 Re-RCT 7yr recall(2024.1.11)
いかなる臨床症状もなかった。
7年前の根尖病変は消失していた。
CTも撮影した。
術前の臨床症状も、根尖病変もない。
完全に治癒している。
これ以上経過を追う必要はないだろう。
が、残念な経過も見られた。
上顎の#7だ。
#7 初診時 PA(2017.5.2)
8yr recall #7 PA(2024.1.11)
#7に根尖病変ができている。
CBCTも撮影した。
#8には病変はないが、#7にはできている。
この#7は、Apicoectomyが必要だろう。
これがこの日、唯一の残念な出来事であった。
また、#7 Apicoectomyの模様はご紹介しよう。