CBCTの優位性を今日は診断に関して語ってみよう。
以下のケースである。
補綴を装着するケースで他院から依頼された再根管治療のケースである。
☆この後、検査動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
歯内療法学的検査(2024.10.1)
#30頬側がSwellingがあるように見えるが…
PA(2024.10.1)
PAではそのような初見は見当たらない。
CBCT(2024.10.1)
M
D
根尖病変的な絵が近心根尖部にあるが、症状はない。
それ以上に、
強烈な骨隆起がM,Dの間に存在する。
これが、
Swellingと見紛うた歯肉の腫脹
は、
Swellingではなく、歯槽骨なのだ。
したがって、検査内容は以下が正しい。
歯内療法学的診断(2024.10.1)
Pulp Dx: Previously treated
Periapical Dx: Normal apical tissues
Recommended Tx: Re-RCT
術後は以下のようになった。
ここから半年経過した。
#30 Re-RCT 6M recall(2025.4.1)
M
D
このように、
CBCTの存在は歯内療法学的診断をも鋭敏にさせる能力が高い
ということがわかるだろう。
これからそれを目指す先生はぜひ今日の記事をご参考に。