8/29(日)、博多駅近郊会議室で歯内療法Basic Course 2021 第5回が行われた。
この日のテーマは感染根管の拡大形成とその実習であった。
午前中にまず今日の実習で肝になる根管形成方法に関する復習を行った。
抜髄根管ではどうするか?
感染根管ではどうするか?
という大きな違いについて解説した。
(主として作業長の設定方法、拡大号数・テーパーの大きさなどについて)
そしてこの動画の中に、根管治療で必要な作業の全てが公開されていたがそれが何か?理解ができただろうか??
またこの動画公開の後、私はFriedmanの話をした。
彼が私になぜ、ProTaper Goldは…だ、と語ったか?理解ができただろうか??
それは彼の好みなのだろうか?
この動画がその理由をよく表している。
歯内療法は種類の異なるファイルの何を用いてもそれで予後に差が出るなどということはないのだ。
もっと病気を治すには何が必要なのか?というところをきちんと考えたほうがいいだろう。
また今日もMTA sealerについて解説したが、本当にMTAシーラーは水と反応してガチガチに硬化しただろうか?
また、合流が考えられる場合の根管形成方法に関して解説した。
物事を難しく考えるのではなく、単純に考えたほうがいいだろう。
難しく考えて意味がわからないよりも、簡単に考えてシンプルに治療したほうがいいに決まっているからだ。
この今日お見せしたスライドにあげられるような根管形成・根管充填ができれば問題がないといえよう。
午後からは実習を行ったが、多くの受講生が問題なく根管形成・根管充填ができていただろう。
この調子で頑張って欲しいと思う。
歯内療法は保険点数が低くて絶望的な状況だ。
こんな治療を頑張ってどうなるのか?といえば、患者さんの満足を満たすことができるだけなのかもしれない。
しかしながら、そこを信じて続けることができたものだけが栄光?を掴むことができるのだ。
次回は9/26(日) 10:00~ はかた近代ビル会議室 104号室で行われる。(9:30~入室可能)
今日も1日お疲れ様でした。