治療の経過観察(2022.1.8)。

2020.11.27にIntentional Replantationを行なっている。

#18 Intentional Replantationから7ヶ月経過〜歯牙の保存はできたのか?

時間経過は既にこの時点で、

処置を行なってから1年2ヶ月経過

している。

変化としては、

①福岡⇨大阪に転勤になった

②しかし、矯正・歯周病の管理は福岡の専門の歯科医院でおこなう

③処置を行なった歯にはプロビジョナルレストレーションを装着した

くらいで他に変化はない。

初診時にあった死ぬような痛み(咬合痛)は消失したという。

歯内療法学的検査をおこなった。

#18 Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)

#19 Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)

PAを撮影した。

以下の初診時のPAと比べると、その違いが鮮明になるだろう。

根尖病変はだいぶ消失している。

初診時PA(2020.11.27)

ということで、

行なった処置に意味があった

といえるし、

患者さんにとって意味がある処置を行うと、

患者さんが遠方に転勤になってもついでに経過を見せに来ていただけるチャンスがある

ということがわかるだろう。

あなたの歯科医院に患者が増えないのがなぜなのか?

悩んでいる人がいるとすればここに原因があると言っていい。

患者が求めていることをあなたがしていないから、患者が増えないのである。

このごく当たり前なことに理論も何もない。

患者が来ないのを何やらコンサルタントに頼んでも増えるはずはない。あなたに必要なことは臨床力を鍛えること以外にないのである。

流行りの増患セミナーにお金を費やしても無駄である。

私がかつて事実そうだった。

そうしたセミナーが必要だそのセミナーがなければ私は後を継げないと言われ、その当時の某代診に求められて私がお金を払い開催したが、セミナーが必要だと言い張った人は宿題も何もせず、講義中は爆睡で参加を強いられたスタッフからは宗教みたいな歯科医院ではもう働けないと複数人から辞めていかれた。

ラバーダムをしていても、良い歯科治療を行なっていても、そんなことは関係ない。

気持ち悪い

と一刀両断されるだけである。

ということで何がわかるか?

といえば、

世の中から求められる歯科医療人になりましょう

ということである。

それにどうしてコンサルが必要なのだろうか?

少しまともに考えればわかることである。

あなたが変わらなければ患者は増えません。

そしてもし、あなたが患者さんから信頼されたいけれどもその時間がないのであれば、適切に処置を行える歯科医院と提携すれば良い

だけの話である。

それを貝のように自分の殻に閉じこもっていると、自分のコミュニティの中で診療は終結してしまうだろう。

それでは良い歯科医療は患者さんに届かないのである。

この患者さんは実に模範的な患者さんである。

この方の経過観察はセミナー前の10分で終了した。

治療費もない。(経過観察なので)

次回は、1年後の2023.1を予定している。

外科後であろうと、再治療・外科治療は4年は経過を最低みないといけないと文献では言われているからである。

患者さんはこのことも理解している。

その際は、CBCTを撮影してきてもらおうと思っている。

当歯科医院にはCBCTを撮影する器具がないからである。

が、歯科医院経営は可能である。

完全に世の中の逆を当歯科医院は行っているが、問題はないと考えている。

自分の歯科医院をどうブランディングするか?よりも周りといかに共存するか?を考えればいいからである。

ということで、何もないが極めて短時間で鮮やかな?経過観察は終了した。

次回、1年後に再びCBCTと共に、その経過を再びご紹介したい。