週末の土日は、博多のまつうら歯科医院 歯内療法専門室でマイクロエンドマンツーマンコース 2022が行われた。
受講者は一人。
内容はほぼ昔のセミナーに出てご存じの方であったので、臨床でポイントになる点を中心に説明した。
以下に挙げる画像がそのポイントであった。
土曜日の講義が終わり、打ち上げを某所で行ったがこの受講者には将来の夢があった。
それは今は誰も認めてくれるものではないかもしれないけれど、努力を持続すればなんとかなるということを伝えた。
叶わない夢はないのだ。
誰かのために歯科診療をしているのではない。
あなたは患者とあなたとあなたの家族と友人のために歯科診療を行っていくのである。
さて、日曜日はハンズオンコースである。
マイクロエンドを行った。
複数の臼歯を使用して実習が行われた。
今までの受講者の傾向としてはアンダー気味の根管充填が目立っていたが、この受講生はそつなくこなしていた様に思う。
えっ?ファイルも折れているし、MB1とMB2は合流し損なっているし、そもそもアンダーじゃないかって?
まあファイルが折れたのや合流を再現できなかったのは技術的な問題であったとしても、この根管充填のどこに問題があるだろうか?
ファイル破折は予後を悪くさせただろうか?
気泡が入ると問題であろうか?
以上は2つとも文献で否定されている。
見た目が悪いだけで臨床上何の問題もないことがわかっている。
では根管充填の位置は???
アンダーか??
そのように見えるあなたはまだまだアンダー病に取り憑かれているのであろう。
JmoritaのRoot ZX miniの実習書を見ればその理由がわかるはずだ。
現実的には、アンダーかどうかは実習生と私にしかわからない。
どうやってそれを判断するか?も教授した。
さて。
この受講生の夢は外にある。
日本から出て外へチャレンジするという大きな夢だ。
素晴らしいことだと思う。
頑張ってチャレンジしてほしいと思った。私は応援しています。
2日間お疲れ様でした。