バイト先での治療。

患者は40代女性。

#14のスクリューピンは取ることができないので抜歯と言われたが残したい

が主訴であった。

歯内療法学的検査を行なった。

#13 Cold+3/2, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Periodontal pocket(WNL), Mobility(WNL)

#14 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(-), BT(-), Periodontal pocket(WNL), Mobility(WNL)

#15 Cold+2/2, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Periodontal pocket(WNL), Mobility(WNL)

#14の歯内療法学的診断は以下になる。

Pulp Dx: Previously treated

Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis

Recommended Tx: Re-RCT

前医はスクリューピンを外すことは困難なので抜歯と告げたそうだ…

聞いてあきれると言うか、この国の歯科医療はもはやどうしようもないだろう。

このような職種?を多く生んだのは日本国の責任であり、この責任を日本国はどう果たすつもりだろうか?

いや、そんなもの国が責任など果たすことはないので多くの患者さんたちは困るだけだ。

でもあなたが困ろうと困らなかろうと誰にも関係ないのであなたの奮闘?はこの世から消えるだけである。

しかし、この患者さんはスクリューピンが外れないなんておかしいと自分で確信しそれができる歯科医院はどこかにあるはずだ!と信じて探したのだ。

それが私の以前の歯科医院だったのである。

PAを撮影した。

口蓋根に根尖病変がある。

再治療がうまくいかなければ外科治療になるがIntentional Replantationか?口蓋を剥離してApicoectomyか??

再根管治療を行なった。

1回法で終了した。(2018.9.4)

さてこの時から2年4ヶ月経過してこの患者のこの歯はどうなっただろうか?

この日その状態が判明した。

口蓋根の根尖病変は消失した。

MBの根尖部にはまだ病変らしきものが残存しているが患者に症状はない。

私が倒れて連絡がつかなくなったのでどうしたのか?心配していたそうだ。

はい、私はその時倒れていたんですよ…

でも時間は経過する。

この患者にこのスクリューピンは外せないからインプラント!と語った歯科医師は恥を知るべきだろう。

日本の歯医者はDQNしかいないのか?