以前の記事の続報。
#18の根管治療から7ヶ月が経過していた。
問題は消失しただろうか?
#18 7M recall(2023.9.29)
前回と今回の検査結果が以下である。
結論を言うと、
痛みが取れないのでペインクリニックを紹介された
患者さんであったが、
現状、何も問題がなくなった
のである。
この検査の結果がそれを物語っているだろう。
PA(2023.9.29)
7ヶ月前は、
明らかにForamenからGutta Percha PointがOverextensionしていたが、
7ヶ月経過して飛び出したGutta Percha Pointは消失していた。
CBCTの撮影も行った。
MB
ML
飛び出ているはずのGutta Percha Pointは消失していた。
D
病変も7ヶ月経過して消失していた。
さて。
一体、何が起きたのだろうか?
それは私にもわからない。
すごい事もあるんだな…と言う感想を持っていたら、
たまたまその日、東京の知り合いの先生が同じようなケースを見せてくれた。
溢出したGutta Percha Pointが消えたのである。
根尖病変の治癒とともにGoneしたのだろう。
なぜか?
私は理由を知らない。
同じ価値観で治療している人は、同じ不思議な思いを、同じ日。同じ時間に共有するのだろうか?!(まあ、そんなことはないだろうけどw)
不思議な1日であった。
ということで、この患者さんの経過観察はこれで終了である。
遠いところから(関東某所)お疲れ様でした。