バイト先での治療の経過観察。

以前の記事は以下である。

数10分の外科的歯内療法〜#18 Intentional Replantation

当時の主訴は、

左下奥歯に咬合痛があり、物が噛めない

歯内療法学的検査(2022.12.11)

#18 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(-), BT(+), Perio probe(WNL), Mobility(WNL)

PA(2022.12.11)

根尖病変がない?のに歯が痛い…というのは、頭が痛い。

が、これは所詮PAだ。

PAでは真実はほとんどわからない。

やはり、CBCTに一日の長があるとしか言いようがない。

ちなみに患者さんは、ラバーダムなどもちろん使用せずに根管治療を受けたそうだ。

CBCT(2022.12.11)

歯内療法学的診断(2022.12.11)

Pulp Dx: Previously treated

Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis

Recommended Tx: Core build up→Intentional Replantation

ということで、Intentional Replantationに移行することになった。

#18 Intentional Replantation(2023.4.25)

ここから1ヶ月後に動揺・痛みがなく、

2ヶ月後にはプロビジョナルレストレーションの状態で安定していたので、最終補綴を装着してもらった。(2023.7.21)

そして半年が経過した。

#18 Intentional Replantation 6M recall(2023.10.24)

問題はない。

次回はさらに半年後の2024.4下旬に1yr recallを行う予定である。

その際、歯内療法学的検査、PA, CBCTとともに予後をご紹介したい。