以前の治療の経過観察。

患者さんは名古屋からやってきた方だ。

半年前にMB,DBのApicoectomyをしている。

以下が過去記事である。

もう残せないと言われたが、絶対に抜きたくない…〜2根同時の外科治療 #14 MB+DB Apicoectomy

あれから半年経過して、歯牙はどうなっただろうか?

初診時(2023.12.26)は、

主訴が

歯茎の腫れ。できれば抜歯したくない…で、今までの歯科医師で保存できる!と言った人は誰もいないという。

検査は

#14 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(+), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL), Sinus tract(+)

であった。

初診時に歯牙にはプロビジョナルレストレーションが装着されていた。

同日、Apicoectomyが行われた。

ここから半年である。

歯牙はどうなっただろうか?

#14 Apicoectomy 6M recall(2024.6.7)

Sinus tractは消失していた。

またいかなる臨床症状もない。

PA,CBCTも撮影した。

MB

DB

初診時と比較した。

半年前と比べて、

劇的に歯槽骨が回復している

のがわかるだろう。

これが、

Apicoectomyの、いや、歯内療法の力である。

患者さんは大喜びで周りにも勧めていただいたという。

ありがとうございます。

ということで次回はさらに半年後の2024.12である。

また状況をお伝えしたい。